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パリの写真家ロベール・ドアノーとバレンタイン
こんにちは、ジジです
今回は少しだけカメラの話です。
タイトルの上の画像、これはカメラではないのですよ。バレンタインデーに相方(嫁)からもらった
チョコレートの入ったカメラ型のケースです。
中々気に入ってます。
これは二眼レフと言うカメラです。
レンズが二つあるのは撮るレンズと
被写体を見るレンズに分かれているからです。
フィルムも6×6と言う正方形で、フィルムカメラ時代には主流だった35ミリフィルムよりも大きいフィルムを
使って撮ります。
二眼レフカメラはドイツのローライフレックスが
とても有名です。私自身は日本のミノルタオートコードと言う二眼レフカメラを持っていました。
ローライフレックスは何十万もする高価なもので
私にはとても買えませんでした。
日本のカメラのレンズはコントラストが高めで
それによりシャープな写りをしますが、ドイツの
ツァイスレンズは粒子が細かく、その細かさによる
色鮮やかさで鮮明な写りをしてします。
なので様々な色の発色がとても綺麗なのです。
それと日本のカメラのレンズはカラーフィルムに
向いているものでもあっても、モノクロフィルムだと
その白から黒、黒から白へのグラデーションのデリケートさにどうしても欠ける所がありましたが、ドイツのツァイスレンズはモノクロでも繊細な描写をしてとても美しいのです。それはローライフレックス、同じ6×6サイズのハッセルブラッド、35ミリカメラのライカも同様にそうです。
写真学校に通っていたころに、そうして本物を見ていてので愕然として記憶があります。それとモノクロだとイルフォードと言うモノクロ用の印画紙を使ってプリントすると驚愕の美しさがあります。
ローライフレックスの使う写真家で有名な人言えば、
その一人にロベール・ドアノーと言うフランス人がいます。あのパリの恋人たちを撮影した写真家と言えば
有名とわかると思います。
ローライフレックスは縦型カメラの上部の蓋を開け
その中にあるファインダーを覗きこんで構図を決め
ピンとを合わせるため、その恰好がお辞儀しているように見え撮影する姿が行儀よく見えました。(笑)
ドアノーの視線はどこまでも優しく、誰も彼も隔たりなく撮影をします。どこからの写真らはファンタジックでした。
ドアノーの友人に「決定的瞬間」と言う写真集で
世界で有名なカルティエ・ブレッソンと言う写真家がいます。そんなブレッソンや他の写真家の友人たちとドアノーは街でのスナップ撮影会をすることがあったそうです。その中でブレッソンの言葉に
「ドアノーは皆と撮影する対象が同じになった時
皆は前へ前へと進んで少しでも良い構図で写真を撮りましたがいざ後日に撮りあった写真のプリントを見せ合うと皆の後ろで控えめに撮影していたドアノーの写真が一番良かった。あれには参った。」
というような、けしてグイグイを撮影するのではなくて
さりげない佇まいで優しい視線で撮影するのがドアノーと言う写真家でした。もし、機会があれば書店で写真集とか覗いてみてくださいね。きっと複数の方々の心をつかむと思います。
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