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海外サッカー観戦狂想曲

海外サッカーファンの皆様、お疲れさまでございます。

海外サッカー、特にイングランドのプレミアリーグでは過密日程に対する意見が飛び交っている。欧州のコンペティションに参加するクラブとなると週に2試合はザラである。プレミアリーグのクラブ、バーンリーのコンパニ監督は、「出場試合数に上限を設けるべきだ」と言っていた。

選手が過密日程の一番の被害者であるのは間違いないが、これは観戦する側にとっても辛いのだ。なんせ深夜の1時とか2時とかに試合は始まる訳で、これが週末だけならともかく、水曜日とかにもやったりする。

真夜中にアラームで目が覚め、眠い頭をエイヤッ!と叩き起こしてディスプレイの前に座って、味方がゴールを決めればガッツポーズをして、逆にゴールを決められたら「チッ…」と舌打ちしたり。そういう妖怪ですよね、もう。

ついリアクションを抑えきれずに、勢いよく立ち上がって「ガタン!」とか、「よおお!!!…(ここでデカい声がでたことに気付く)シッッ……」とか大きい音を出してしまうと、翌朝家族から白い目で見られる。その度に、「今度こそは物音を立てないようにするぞ」とは思うのですが、まあ無理ですね。

応援しているクラブが、これで勝ってくれたらこの苦労は報われますが、もちろん毎試合勝つ訳はない。負けるときもある。酷い負け方をすることだってあります。試合中に味方の選手がいきなりキレて、相手選手の首を絞めて一発レッドで退場したときには、もう笑うしかない。

試合が終わる頃にはもう早朝な場合が多く、本当なら10時間不貞寝してやりたいところを、太陽が出ている間は妖怪から人間に戻って、社会の構成員の1人として活動しなくてはいけない。

でもこの苦悩は、海外サッカーを観戦していない人には余り理解してもらえない。打ち明けたところで、「奇祭を目の当たりにしたかのような顔」をされるのがオチだ。当たり前だし、その反応は至極もっともだ。

だからnoteに書くしかない。これらの苦労をするだけの甲斐はあるのか?と問われると、ちょっと答えに窮する。でも好きになっちゃったんだから仕方ないですよね。恋愛と同じです。

一度、リーグ優勝が決まった試合の後、酸欠で意識を失って倒れた。目が覚めて、倒れたことを自覚してから、やっぱり優勝の喜びを噛み締めた。そして、自分が如何にサッカーが好きか改めて自覚した。

もう一度、酸欠で気絶するほど興奮したい。

#スポーツ観戦記

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