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プレミアリーグ第18節 リーズ対アーセナル リーズは何故崩壊したか?

はじめに


この記事が初めての投稿になります。今回からぼちぼちとではありますが、海外サッカーについて思ったことを何でも書いていきます。
今までインターネット上にこうして文章を投稿したことがなく、「文章が分かりにくいじゃねえか」とか「そもそも何が言いたいのか分かんねえぞ!?」という感想が9割9分を占めるだろうと思ってます。
高校生の時も小論文が苦手で模試でとんでもなくひどい成績だった、という人間なので「じゃあ仕方ないな」と大目に見てくださると助かります。

守備のプランを逆手に取られ攻撃のプランも崩壊したリーズ

名将マルセロ・ビエルサ監督が率いるリーズ・ユナイテッドは第17節に現在(2021年12月23日)プレミアリーグ首位に立つマンチェスター・シティ相手に0対7というショッキングな結果に終わりました。
試合のスコアよりも「一番太い柱となっている戦術」の限界が見えてきてしまったという問題がショッキングなのです。
だからこそ、そのチームのコンセプトを機能させて、できることならホームにアーセナル迎えて快勝を!という意気で臨んだはずです。
しかし結果は1対4のまたしても多くの失点を許しての敗戦となりました。それも前節のシティ戦と同じパターンで崩されてしまいました。

マンツーマンディフェンスの限界

リーズのマンツーマンディフェンスは前節の対マンチェスター・シティ戦に続いて大きく裏目に出ました。
大きな理由としては、

  1. 離脱者が多く選手間でのマンマークの受け渡し等の連携が上手く取れなかった。

  2. アーセナルがマークして付いて来る相手選手を引きつけることで、効果的にスペースを作ることが出来た。

  3. リーズの前線の選手が敵陣で数的不利に陥ってしまった。

の以上の3点が大きかったという感想です。

リーズは試合開始からかなり積極的にプレスをかけ、それが功を奏してその試合の最初のコーナーキックの機会をを得ました。
ですがアーセナルが自陣からビルドアップという局面になると割と落ち着いて展開できていました。
例えばアーセナルのサイドハーフ(以下SH)が中央に寄ったとします。
当然そのSHをマークしているリーズのサイドバック(以下SB)は釣られてしまい本来SBがいるはずの場所に誰もいないスペースが空きます。
前半11分の場面ではアーセナルのベン ホワイトがボールを保持した際に、

「トップ下のウーデ ゴールのマークについていたアダム フォーショーを引き付けながら降りて来る→フォーショーが釣られて空いたスペースにSHのブカヨ サカが侵入→ホワイトからサカへのパスが通る」

というシーンがありました。
時にはGKのアーロン ラムズデールがCBと同じラインまで飛び出して、自陣における数的有利をより確実なものにしようという場面もありました。
リーズ側からすると折角相手のボランチやSBにプレスをかけても簡単にCBボールを戻されて….と中々ショートカウンターという攻撃も難しくなってきます。
その状況を避けようとリーズのSHが相手のCBにプレスをかければ今度はアーセナルのSBがフリーになりサイドの高い位置でボールを受けることができてしまいます。
アーセナルがボールを自陣まで簡単運ぶので、どうしても前線の選手も深く戻る必要があり、奪い返しても得点の可能性の低いロングカウンターのパターンが増えてしまうという、攻守において悪循環に陥ってしまいました。
前節のシティ戦がそうであったように、リーズの(ビエルサ監督の)マンツーマンディフェンスは、アーセナルのような「11人全員がコンセプトを共有できており尚且どの選手も(パスやボール保持の)技術がある」チーム相手には限界があると言える結果だったと言ってしまっていいでしょう。

リーズの今後は…

ここまで書いておきましたが、そもそもビエルサ監督は前線が数的不利になることは元から織り込み済みでプランを立ててます。
じゃあどういうことかというと、前線の所謂9番の選手は守備時に状況に応じて相手ボールをサイドor中央に追い込むことが狙いのプレスをかけます。
しかし、CFのパトリック バンフォードやボランチのカルビン フィリップス等、本来スタメンで出場する選手が多数離脱しています。
これではビエルサ監督の理想とする守備も上手く機能しないでしょう。
これら主力選手が復帰してからでもリーズの限界について結論を出すのは遅くはありません。

まだシーズンも折り返し地点であり、ビエルサ監督率いるリーズがこのままズルズルと落ちていくとは考えられませんし、そうであってほしくないです。

ここまで読んで頂いた皆様、本当に有難うございました!

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