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プレミアム・モルツの導入店舗にはランクがある!?

数ヶ月前、妻と予約した少し高めの焼肉屋での話です。

1杯目の生ビールを頼んだ際に出てきたのがコチラ。

2つ

何の変哲もない、ただのサントリー「プレミアム・モルツ」です。
※以下「プレモル」と表記

しかし、よく見てみると↓↓↓

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※少し飲んじゃいましたすいません

「プレミアム超達人店」

との表記。

「超達人店」ということは「達人店」もある!?
もしかしたら、プレモルって店舗によってランクが付与されているのでは?
気になったので調べてみました。


プレモル導入店舗のランク


結論から言うとよみ通り。
調べてみると実際にプレモル導入店舗によってランクがありました。サントリーさんの公式HPによると一定の品質と衛生の基準値を超えた店舗には、「神泡達人店」「神泡調達人店」のランクが付与されるとのことです。


ちなみに、サントリーさんの公式HPからプレモル導入店舗を母数にして、
「神泡達人店」と「神泡超達人店」の割合を算出しました。

その結果↓↓↓


神泡達人店:プレモル導入店舗の63.8%
神泡超達人店:プレモル導入店舗の6.7%


「神泡超達人店」は6.7%!
なかなか出会うことはできません。
で、実際に飲んでみましたが一般のプレモルと全く違います!

泡が美味しい。
きめ細かくて喉にスーッと入っていく。
気になった方はコチラの公式サイトへ↓↓↓


プレモルの新たな価値提供


ビールは我々消費者にとって馴染みのある商品ですが、メーカー側からすると小売や店舗に導入してもらえないと消費者に届きません。ビール会社の顧客は「消費者」でもあり、店舗や小売でもあります。そのため、どちらにも「選んでもらえる理由」が必要です。

そこで、サントリーが行ったのはプレモルで美味しさをランク付けすること。そうすることで新たな価値を生む。結果、顧客側も店舗側も「プレモルを選ぶ理由」が生まれます。


<顧客側>
・ランクがある希少性と珍しさ
・神泡超達人店の圧倒的クオリティ

<店舗側>
・超達人店の称号で集客
・プレモルに対する強いこだわり


都道府県別のプレモル導入店舗調査


では実際に、プレモルを導入している店舗を都道府県別で調査してみました。

※めっちゃ細かいので気になる方だけご覧ください

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都道府県別の飲食店舗数に対して、

①プレモル導入店
②神泡達人店
③神泡超達人店

この3店の導入率を調べてみました。

アサヒやキリンなどビールの大激戦区である関西は少々苦戦していますが、関東圏で特に1都3県はプレモルを30~40%の導入率を維持しています。首都圏だとプレモル導入店が多いみたいです。機会があればぜひ「神泡超達人店」を探して行ってみてください。実際に体験した身としては「神泡超達人店」は一般的なお店が出している通常のプレモルとは別格です。

ちなみにビールが苦手、もしくは糖質が気になる方はハイボールをぜひ。サントリーハイボールもランク付けされています。

その名も「頂店」


店舗の一覧はこちら↓↓↓


このようにサントリーの定番商品のマーケティング戦略を紐解いていくと多くの発見があります。プレモルに関しては飲食店に対して価値を提供するロイヤルカスタマー戦略。もちろん、新商品だけではなく、新商品のプロモーションは非常に参考になります。興味がある方はよく利用するサントリーの商品を調べてみると面白いかもしれませんね。

ちなみに、サントリーのLINE公式アカウントはすごく勉強になるのでご興味ある方はぜひ。


このような形で日常で手にした商品のマーケティング戦略や企業の裏側を調べて発信しています。ほぼ趣味の領域ですが、僕の投稿を見て会社の同僚や家族に話せるネタとして参考にしてみてください。

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