無観客試合の直後、オンラインで選手の鼓動に触れることは可能になるのか
こんばんは、守屋です。
先週、ドイツブンデスリーガが再開されました。
試合は無観客で開催され、ゴールの際にも選手は一緒に祝うことを推奨されていないという条件があるものの、試合を待ちわびていたサポーターにとって試合がある日常は、スタジアムに足を運ぶことができなくても、嬉しいのではないでしょうか。
日本でも多くのスポーツが再開する方向で進んでいるものの、条件付きになるのは混乱を避けるため、仕方ないことのように感じます。
クラブの価値をもう一度掘り起こし、お金をいただくに値する資産作り
この自粛期間、多くのクラブチーム、団体がオンラインでサポーターやファン、選手同士が繋がる時間を作ってくれていました。そんな中、横浜Fマリノスの新たな事業の柱へのアプローチに対する記事がありました。
2500円分の価値があるもの。水沼宏太がEテレの「ストレッチマン」をモチーフにした「コウタッチマン」になってストレッチを教えるなど、選手たちが受け身ではなくむしろ積極的にアイデアを出してくれたからこそ成功につながったと言える。
「過去のデータで言えば、1年間で大体10万人~15万人の方がホームのスタジアムに足を運んでくれています。分かりやすく入場料収入を10億円とすると、1人のお客さまで1万円使っていただいている計算になる。試合がなくて10億円分を埋めなきゃと思うとちょっと気が遠くなりますけど、お客さま1人に1万円使っていただけるようなものを提供できないかと考えるようになりました。だから我々としてはビジネスモデルが変わるくらいの覚悟を持って取り組んでいます。
クラブの価値をもう一度掘り起こして、お金をいただくに値する資産があるのではないか、と。新しく事業の柱をもう1つ作るというイメージです。もちろん社会貢献活動や応援してもらっている方への支援は引き続きやっていきながら、それと併行して収益を得るものを展開していければいいなと思っています」
入場料収入がなくても…横浜F・マリノスが仕掛ける「攻めの戦略」
再開後、アマチュアやプロも含めて観客を入れることに制限がかかるはずです。規模の大小に関わらず無観客、または入場規制が与える影響は計り知れず、いつ「以前まで」に戻るかはガイドマップが解除されようと、そこに足を運ぶサポーターの心理によるものが左右されてきます。
クラブの価値とはなんだろうか。選手の価値を高めるために、クラブにできることは何だろうか。
そんな風に考えれば、オンラインとは今だけのツールではないように感じてなりません。たとえば試合直後に勝利したホームチームのクラブが、
10名限定でzoomで〇〇選手とオンラインでインタビューできます。
試合終了後に30分間、10000円で権利を得れます。
無観客試合で開催された試合。2対1で勝利した2得点を決めた選手。そんな選手に試合直後に直接話が聞ける。サポーターはDAZN、またはテレビで視聴していた選手とオンラインで試合直後に繋がれる付加価値は計り知れず、選手にとっても視聴していたサポーターと喜びを分かち合えることは嬉しいのではないでしょうか。
SNSの投稿でも嬉しくなるのは言うまでもありませんが、
・30分前までピッチに立っていた選手と
・オンラインで直接本人と話す特別感
・権利を得た人だけが、選手本人と繋がれる優越感
順位の変動や、状況次第ではオンラインで繋がることが難しいこともあるかも知れませんが、それでも再開直後は無観客、入場制限はどんなスポーツでも想定されるはずです。
価値があるものはなんだろうか。収益を得てビジネスとして成り立たせていかなければ、今後同じ問題が起こったときに、同じ問題と向き合わなければいけなくなります。
もしも自分がバルセロナのメッシ選手と、勝利した試合の30分後に話をする権利を得れるなら、いくらで購入するだろうか。
既存の仕組みに対する価値を再考することも必要なことですが、それ以上に横浜Fマリノスが取り組むように、ビジネスモデルを変えてしまうほど、価値の再構築が問われる時代がきているかも知れません。
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