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【初心者歓迎】ようこそカリー沼へ①

白湯の美味さに気づいて、少しだけ大人になったと思っているシンゴです。
#毎日飲んでる
#モデルさんのような生活

スパイスからカレーを作る事に興味を持ったんで、自分の勉強の忘備録と料理の研究結果を書いていこうと思います。
タイトルにもある通りスパイス初心者の僕が書いていくnoteなんで、気軽に読んでもらえれば幸いです。

それでは、レッツスパイス!
#絶対流行らない


教授と行く重慶大厦(チョンキンマンション)

いざスパイスを揃えようと思っても、種類が多すぎて何から手をつけていいのか分からなかったんで、僕がスパイスに興味を持つきっかけになった教授に相談した所、快く仕入れに付き合ってもらいました。
#優しすぎるぜ教授
#当たり前ですが教授は仮名です

そんな訳で、今回はスパイスを買いに重慶大厦に行ってきました。

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そもそも重慶大厦とは…

香港で最もディープな場所として知られる「重慶大厦(チョンキンマンション)」。ここは、香港一の繁華街・尖沙咀(チムサーチョイ)の彌敦道(ネイザン・ロード)に建つ築60年の複合ビルです。「マンション」と名付けられているように、元々は住宅として建てられたビルでしたが、現在はショッピングモールや両替店、飲食店、雑貨店などを備えたフロアのほかに、800軒近くのゲストハウスとオフィス、居住エリアなどがひしめき合っています。驚くことに、この重慶大厦の中に住む人種は、海外からの宿泊客も含めて120ヶ国にも及ぶそうですよ。中でもインド系の移民が多く、建物内にはたくさんのカレー店が軒を連ねています。
僕が昔、夢中で読んだ沢木耕太郎氏の著書『深夜特急』のなかで登場する場所だと思うと、胸が熱くなる場所です。

一階に両替所があるので、日本に帰る前なんかに両替をしに行った事はありますが、奥の方まで入ってスパイスを探しに行くのは初めてでした。

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入り口すぐの両替所を通り過ぎると、インド食材店やアフリカ食材店が見えてきます。

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教授行きつけのインド食材店に入って、基本のスパイスを選んでもらうも、どれがどれだか一つもわからない…

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一つ一つのスパイスについて質問すると、教授は丁寧に教えてくれましたが結局は作ってみないと(使ってみないと)わからないとの事だったので、基本のスパイスと面白そうなスパイスを何種類か買いました。
インド食材店、思った以上に大人の遊園地でした。

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店内を見て回っていると、教授がおもむろに『カレーにこだわると、米もインド米が欲しくなるんだよね』と呟く。
日本のお米が世界一美味しいと思っていた僕は、教授に聞き返しましたが『インド米はね、炊くんじゃなくて煮るんだよ』と続けて説明してくれました。

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正直ピンときませんでしたが、このイメージが30分後に覆るとは、この時思いもしませんでした。

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今回重慶大厦スパイスツアーを案内してくれた教授の後ろ姿。
カメラとスパイスカリーをこよなく愛するブルースマンです。


ちょっとインドに小旅行

買い物も一通り終わり時刻はお昼時、せっかくなんでカレーを食べようという話になり、重慶大厦のカレー屋に行きました。
観光客向けじゃないよりローカル色の強いお店に入ろうと意見が合致しお店探し。

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何件かお店を覗きましたが、ショーウィンドウに料理が並んでいて、その中から食べたいものをオーダーするお店に入りました。
#そういえばメニューは無かった
#もちろん金額の表示も無い
#お腹いっぱい食べたのに凄い安かった

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教授が選んでくれた、炊き込んだインド米の料理(ラムとタンドリーチキン)を食べてみたんですが、これが美味い!

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粘りが少なくパサパサした食感ですが、炊き込むと香辛料も合間って食が進む!
コロッケのタネを素揚げにしたようなカレーも頼んだんですが、このカレーも美味い!辛い!そしてインド米と合う!
#食欲に負けて写真を撮り忘れるあるある
30分前に教授の言っていたインド米の話が腑に落ちました。

店内はどこを見てもインド人ばかり、BGMにはやたら景気のいいインド音楽、せっかくならビールでも飲みたいとこだけど、宗教上の理由なのかソフトドリンクしか無く、僕と教授は水で乾杯しました。

https://youtu.be/H0LXttjdEn8
BGMはこんなイメージ

熱い!辛い!と言いながら食べ進めて、教授と顔を見合わせて『ここ香港じゃないですよね?』『もはやインドだよね』
流行り病のせいでなかなか海外には行けないので、久しぶりの異国情緒を感じられました。
ちょっとインドに旅行に来て、カレーを食べて、お土産にスパイスを買って帰る。
なかなかいい休日の過ごし方を見つけた気がしました。


そんなこんなで今回の収穫

話は脱線しましたが、今回買ったスパイスを紹介していきます。

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インド食材店のビニール袋。かわいい!

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今回はこの8種類のスパイスを買ってきました。

左上から、ホールのクミン、クミンパウダー、コリアンダーパウダー、ベイリーフ、ターメリックパウダー、ホールのグリーンカルダモン、ブラックソルト、レッドチリパウダー。

教授曰く、基本のスパイスとしては、クミン、コリアンダー、ターメリック、チリパウダーで大丈夫との事でしたが、いざ買いに行くとあれもこれも欲しくなっちゃって…
思っていたより多めに買ってきちゃいました。
#これ全部で160ホンコンドル
#日本円で約2300円
#リーズナボー


それぞれのスパイスの特性を理解しよう

ここから、本格的にスパイス沼に足を踏み入れていきましょう。
それぞれのスパイスの特性と、薬膳の観点から見た効能をまとめていきます。
#長くなります
#オタクの方だけお付き合いください

クミン/Cumin
科名:セリ科 原産地:エジプト
利用部位:種子(植物学上は果実にあたる)
特徴:カレーを思わせる、エスニックな芳香。長さ約5~6mmほどの長楕円形。世界各地で肉や野菜料理、煮物、 炒め物、パン、チーズ、カレーなどに広く用いられている。
効能:消化促進・下痢緩和・健胃作用

コリアンダー(パクチー)/Coriander
科名:セリ科 原産地:地中海沿岸
利用部位:種子(植物学上は果実にあたる)
特徴:種子は甘く爽やかでほのかにスパイシーな香り。葉、茎、根は強烈な臭気。数千年前の古代エジプト時代から、薬用や調味料として人類が用いてきた最古のスパイスのひとつ。
効能:消化促進・便秘解消・健胃作用
ベイリーフ/Bay Leaf
科名:クスノキ科 原産地:インド
利用部位:乾燥した葉
特徴:インド料理のテンパリング時(油に香りをうつす作業)に使います。カレーを作る際の玉葱を炒める時や、クミンを使った挽き肉の炒めものを作る際に用いる。
効能:健胃作用・消化促進・食欲増進・防腐作用・関節痛
ターメリック(ウコン)/Turmeric
科名:ショウガ科  原産地:熱帯アジア
利用部位:根茎
特徴:黄色い色素成分のクルクミンが含まれ、黄色の色づけに活躍。独特のやや土臭いような香りは、加熱することで弱まり、料理の味に厚みを与える。カレー粉の原料としても用いられる。
効能:肝機能強化・新陳代謝促進・消化促進
カルダモン/Cardamom
科名:ショウガ科
原産地:インド 利用部位:果実
特徴:甘くエキゾチックで、わずかに刺激性のある強い香り。「スパイスの女王」と呼ばれいる。北欧などでは、アルコール臭を消すためにカルダモンを噛む風習もある。
効能:疲労回復・消化促進・整腸作用
ブラックソルト/Black Salt
原産地:パキスタン・ネパール
特徴:通常の岩塩がマグマと接触したことがきっかけでヒマラヤ山脈に閉じ込められたといわれています。ヒマラヤ山脈の周辺のみで取ることができる大変貴重な岩塩。
効能:新陳代謝促進・消化促進・睡眠促進
チリペッパー(唐辛子)/Chilli Pepper
科名:ナス科  原産地:熱帯アメリカ
利用部位:果実、葉
特徴:世界中の様々な料理の辛みづけに広く用いられる。その数は3千近い品種に及ぶといわれる。15世紀末のコロンブスのアメリカ大陸到達によって世界中に広まったそう。

僕がスパイスに興味を持つきっかけになったのが、東洋医学の医食同源の考え方です。
ちょうど同時期に栄養学の勉強をし始めたのもあり、薬膳の側面からもスパイスを勉強しようと思いました。

美味しく楽しく健康に!スパイス沼を楽しんでいきたいと思います。

実際にカレーを作った話は、長くなるんでまた次回。
お付き合いいただきありがとうございましたー!


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