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高次脳機能障害で働けないあなたへ――本当に必要なステップとは?
「高次脳機能障害で活動時間が短く、就職できていない…」
そんなあなたに向けて書かれています。
1. 高次脳機能障害の壁――あなたは間違った順番で対応しているかもしれません
高次脳機能障害と聞くと、多くの人が次のような症状を思い浮かべるでしょう。
記憶障害(すぐに忘れる、学習が難しい)
注意障害(音や情報に圧倒される)
遂行機能障害(優先順位がつけられない)
社会的行動障害(感情のコントロールが難しい)
易疲労性(すぐに疲れ、長時間動けない)
本を読んだりネットで調べたりすれば、それぞれの症状に対する対策は見つかります。
でも、実践してもうまくいかなかったのではありませんか?
そう、就職までの壁を感じているなら、対応の順番を間違えている可能性があるのです。
2. 私の経験――絶望から快進撃へ
まず、私自身の症状を紹介します。
記憶障害 → 名詞や用語は2秒で忘れる。学校で習ったことの90%以上を失う。
注意障害 → すべての音が一斉に襲いかかる感覚で、集中が困難。
遂行機能障害 → 優先順位をつけられず、手を広げすぎてパンクする。
社会的行動障害 → 感情のコントロールができず、暴言や暴力もあった。
易疲労性 → 1日2時間も動けない日が続く。頭痛がひどく、毎日薬を飲んでいた。
「こんな状態で仕事なんてできるのか?」
そう思っていた私ですが、7年間うまくいかなかった後、驚くような変化を遂げました。
▼ 私の経歴
2004年 高校3年の夏、脳出血で高次脳機能障害に
2011年 就労継続支援B型で働く
2012~2014年 就労継続支援A型で働く
2014~2019年 障害者枠のパートで働く
2018年 結婚(妻はうつ病と発達障害)
2019~2024年 障害者枠で正社員に
2024年~ 障害者向けのカウンセリング・コーチングを開始
「どうせ無理」と思っていた私でも、ここまで来れたのです。
あなたも「変わりたい」と思うなら、この先をぜひ読んでください。
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3. 就職を目指すために本当に必要なステップ
ステップ1:情報を入れない
あなたは以前の自分ではありません。
本やネットの対策は、「情報を増やす」ものばかり。
でも、まず必要なのは情報を減らすことです。
✅ テレビをつけっぱなしにしていませんか?
✅ 疲れたとき、YouTubeやSNSをダラダラ見ていませんか?
脳の処理能力が低下しているのに、現代の情報量は 江戸時代の1年分、平安時代の一生分 とも言われています。
まずは情報を減らし、脳が休まる時間を作りましょう。
ステップ2:疲れやすさを把握する
疲れやすいなら、まずは毎日の満足度を記録してみましょう。
📌 100点満点中、75点を基準にして記録
📌 良かった日、悪かった日を振り返る
📌 どんな小さなことでも、自分を褒める
ステップ3:疲れる作業を把握する
あなたの毎日の活動をリストアップし、体力の消耗度を可視化してみましょう。
✅ 大人数の集まり → 体力を50%消費
✅ 料理 → 30%消費
もし疲れる作業が重なる日は、工夫して減らすことが大切です。
ステップ4:満足度の変化を確認する
記録をつけていくと、
✅ 「人と会った翌日は疲れが大きい」
✅ 「ミスをした日は満足度が低い」
など、自分の傾向がわかります。
満足度が低い日が続くなら、キャパオーバーの可能性大。
その場合は、意識的に休むことも大切です。
ステップ5:イライラを4段階に分ける
イライラやパニックを防ぐために、自分の状態を4段階でチェックしましょう。
1️⃣ 少し体がだるい
2️⃣ やる気が出ない・行動が億劫
3️⃣ 集中力が低下し、動くのが苦痛
4️⃣ イライラやパニックが発生
🔹 ②の段階で休むことが重要!
脳が疲れているときは、散歩・軽運動・温泉・マッサージなど リラックスできる方法 を試してください。
ステップ6:小さな「できた」を褒める
人は、できるようになっても当たり前になりがちです。
だからこそ、小さな成長を記録し、褒める習慣をつけましょう。
📌 「昨日より10分長く活動できた!」
📌 「ミスしても落ち込まずに切り替えられた!」
こうした積み重ねが、最終的に大きな成長につながります。
ステップ7:習慣化する
すべてのステップは、習慣化することがゴールです。
新しいことを始める → 習慣にする → 余裕ができたら次のことに挑戦する。
このサイクルを意識してください。
最後に――あなたに本当に必要なものとは?
障害がある以上、遠回りは必須です。
でも、ただ頑張るのではなく、自分に合った方法で前進することが大切。
✅ 無理な付き合いは断る
✅ 本当に大切な人を最優先にする
私は、家族を最優先にしたことで、無理な誘いを断れるようになり、回復の道を歩むことができました。
今、あなたが苦しんでいるなら、「少しでも動ける時間を増やす」ことから始めましょう。
もし、さらに具体的なアドバイスが欲しければ、公式LINEまたはXのDMでご相談ください。
障害は不幸の始まりではありません。
小さな一歩から、見違える未来を作っていきましょう。
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