【君はまだパパと呼ばない】~お父さんじゃない~1話
【お父さんじゃない。】
僕には血の繋がりの無い娘が居ます。
結婚して、娘が出来ました。
娘との生活を書き綴っていきます。
「お父さんじゃない。」
泣きながら言われたのを覚えている。
籍を入れる少し前に引っ越しして、お迎えも僕もするようになりました。
学童に迎えに行くと、娘のお友達が
「お父さん?」
と、娘に聞いてくる。
娘は
「しんごさん」
と答える。
お友達は
「家族じゃないのにおかしくない?お父さんでしょ?」
娘「違うってば!」
と迎えにこのやり取りをしている。
娘に葛藤と精神的にも負担させて申し訳ないと感じていた。
籍を入れて養子縁組を結び書類上、娘になりました。
その夜に
「お母さんと結婚して、お父さんになりました。」
と伝えた。
「嫌だ。お父さんじゃない。」
と泣く娘。
いきなり受け入れられないのは分かってたけど、そこまで全否定しなくても!と思った。(泣)
それからもずっと、お友達に聞かれても
「お父さんじゃないよ。しんごさん」
と、友達に話す娘。
それから
【君はまだパパと呼ばない】
生活が始まったのです。