【結婚しないで。】~君はまだパパと呼ばない。12話~
私には子供がいます。
血のつながりの無い子供です。
今年、父になりました。
本音を言うと20代の頃には考えられませんでした。
血の繋がりの無い子供を持つなんて。
だから、娘が
「お父さんではない。」
と言う気持ちも分からないではない。
娘からのお父さんが欲しいとOKが出てからすぐの事でした。
子供の気持ちの変わり方には驚かされた。
というのも、
「お父さん欲しい」と喜んでいた娘
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それが、突然妻に
「結婚は嫌だ。結婚しないで」
と言い出したのだ。
その連絡を来た時に、私は意味が分からなかった。
ついこの間まで、
「結婚は嬉しい。赤ちゃんが欲しい、兄弟が欲しい」
と言っていたはずだった。
お友達に言われるのが嫌だったのか?
私がまた、何かしたのか?
心当たりが無いので余計に心配になった。
娘を寝かしつけ、妻の妹に見て貰っている間に
妻は私の家に来てくれた。
そこで、私と2人でいる時に話していた内容で
娘の気持ちが変わったようだ。
僕らでは何でもない事でも、娘にとっては受け入れにくい事だったのだ。
そう、本当に僕らからしたらそれほどでもない事。
話していた内容は。
「私とお母さんが結婚するでしょ。
そうすると、3人で一緒に住むんだよ~たのしみだね~」
ここだけ、聞くと未来の話が楽しそう。
だが、娘は結婚したらみんなで住むと思っていたようだ。
大好きなおばあちゃん(お義母さん)も。
おばあちゃん子の娘。
妻から聞いてはいた、実際におばあちゃんと居ると
テンションが上がりまくっていたのも見た事がある。
大好きなおばあちゃんとは離れたくなかったようだ。
住んでいた家からも出る事が嫌だったのだ。
何度か遊びに来た私の家は、妻と一時的に一緒に居るから
良いわけであって、遊ぶ道具も無く、DVDプレイヤー等
子供が見る物もない。
しんごさんと遊ぶのは楽しいが、おばあちゃんには勝てないのだ。
「行くなら1人で行って。私は残る。」
娘があって妻が居る。娘が居たからツライ過去も乗り越えて来た妻。
それはもちろん出来ない。
何を言っても聞かなかったと妻から聞いた。
ようやく回復した娘との関係は結婚すると家を出る事になる。
おばあちゃんと離れないといけないと知ったその日から
娘は私の家はおろか、私とも遊びに行こうと言っても
行きたがらなくなったのでした。
事情を聞き、妻と私はどうするべきなのか
娘にとって何が一番なのか。
極端な話、妻はこれまでも家族の協力もあり
1人で娘を育てられた。
結婚するべきなのか。
上手く行くと思った所で壁が出来る。
妻と私は話し合うのでした。
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しんごぉ。
沖縄でラジオパーソナリティ、アーティスト、イベント関係を
しながら活動中。
シングルマザーの妻と結婚し、娘が出来た事をきっかけに
noteを書き始めました。
娘とのこれまでを振り返りながら、家族とは何か?
を考えながら書き綴っております。
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