【お父さんは欲しい?】~君はまだパパと呼ばない~9話
私には子供がいます。
血のつながりの無い子供です。
今年、父になりました。
本音を言うと20代の頃には考えられませんでした。
血の繋がりの無い子供を持つなんて。
だから、娘が
「お父さんではない。」
と言う気持ちも分からないではない。
前回、私の事を嫌いと言いだした娘。
関係修復に尽くしてくれた妻。
叱る前のようには戻ってはいなかったが
少しずつ、娘との距離がまた近づいて来た。
相変わらず、私の家には何かと理由を付けて
泊まりたがらないまま。
それでも、ライブに来てくれたり、ご飯に行ったり
過ごす時間は増えて来た。
妻も「しんごさんの事が嫌い」
と言ってたのは気になっていたらしく
娘と2人の時に色々と私の話をしていたらしい。
その中で、妻が聞いた事。
「お父さんは欲しい?しんごさんがお父さんだったらどう?」
その時の娘は機嫌も良かったのだろう。
「お父さん、欲しい!嬉しい」
と笑顔で話してくれたと言っていた。
正直、私はそれを聞いてホッとした。
娘の意見も聞けて、お互いこれまでの異性運が
あまり良くなかったのもあり結婚には消極的だったが
娘からのOKも出たので妻と私は更に真剣に結婚を
意識し歩み出したのだった。
この後、私達は娘の大どんでん返しに合い
悩まされることも知らずに。
続く。
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しんごぉ。
沖縄でラジオパーソナリティ、アーティスト、イベント関係を
しながら活動中。
シングルマザーの妻と結婚し、娘が出来た事をきっかけに
noteを書き始めました。
娘とのこれまでを振り返りながら、家族とは何か?
を考えながら書き綴っております。
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