本音と愚痴と礼儀の事
『I上のおばはんが持って来た手作りの和菓子が甘すぎてクソ不味いし、余ったやつを食べ食べ言うてまた回して持って来るし困ったんや。』
極力実際に山ちゃんが喋った言葉に近づけて書きました山下君の愚痴である。
知的なハンデのある仕事仲間でもあり友人でもある山下君と三浦君は毎月一回の掃除に学ぶ会に参加している。一足先に(笑)僕はズル休みして、かれこれ二年くらいになる。しかもハッキリと「来月からズル休みします!」と宣言して。
その会に参加して明くる日の月曜日に職場で会うと上記の愚痴をこの頃しょっちゅう聞かされる訳です。
そこで、それについて二人で話します。時々三浦君も。三浦君風に愚痴を読むと「グジ」になります。ははは。
きっと山ちゃんの本音は上記そのままです。
その会の終わりに参加者全員が円になって座って感想を一人ずつ喋るイベントが開催されるんです。必ず毎回。その時に参加者の一人の年配の女性が皆さんで食べて下さいと、わざわざ手作りして持って来てくれるんです。
そら皆気を使って「ありがとう。美味しいわ」って食べられてます。これが極一般的な礼儀と申しますか、何と言いますかでしょう。でも中にはこんな本音を感じてる人もいるんですよ現実は。僕もそのうちの一人でした。もっと言うと、「何でも手作りしたら美味しいわって食べてくれると思うなよ!」が僕の本音です。それを言うのは失礼やから、そう感じた時は、ちょっとだけ、ほんの一口だけ食べて終わりにしていました。余ったのが回って来ても「もうよろしいです」とか「もういらんわ」ってもらわないようにしていました。それで察してくれよって思ってました。山ちゃんの目の前でもそうしてやってたので見てましたわ(笑)
実際山ちゃんの目の前で僕は「もういらんわ」って言うてたやろ? うん言ってた。山ちゃんも勇気出して本音を丸ごと言わんと、ちょっとだけでも自分の口で、その場で言うて来たらええやん。ほな、会社でその愚痴を言わんでええようになると思うで。そないええ子にならんでもよろしいかと思いますよと伝える。さてそれを自分で実行するのかどうかは山ちゃん次第なのだが…。きっと彼はええ子ちゃんの方をとるのだろうなと予想している。
作って持って来てくれる方も気遣いが必要。
もらう方も気遣いが必要。
答えはそれしかない。もうひとつあるとしたら、元々持って来なければ互いに気遣いをしなくて良くなる事になる。さてさて。
出会った頃は「お前はオシか?」と思う程、全く喋らなかった山下君が今ではこんなに本音を言ってくれるのは僕にとっては嬉しい事なのだが、自分でっていう部分で、もうちょっと進化してくれたらええのになと思ってる今日この頃です。
山ちゃんと出会った頃に僕が考えた『逆 守破離』です。もちろんモデルは山ちゃんです。
自分でも結構絶品だと思ってるその『逆 守破離』を吟じてみます。その名は『固喪離
こもり』後ろ向き過ぎて笑えます✨
色んな意味であると思います♪♪♪
読んでいただきありがとうございます✨