[ネコノス手帳 No.325] 2022.8.18.thu. 今日もワオキツネザルあらわる。
どこの猫もそうなのだろうか。うちのくるみ君は、いつも長いシッポを立てて歩く。まるでマダガスカルに棲むワオキツネザルみたいだ。でも、くるみ君の場合もしかしたら何かのおまじないかもしれない。
どうかアタシにもオイシイエサが山のようにやってきますように~。コイツがはやくくるみちゃんのおやつを買ってこなくちゃ、という気になりますように~。早く気づけ~早く気づけ~フンニャラフンニャラフンニャラフンニャラ……
とくに困るのが、ちゃぶ台で食事をしているときだ。用もないのに料理の並んだ脇をシッポを立てて行ったり来たり。そしてちゃぶ台の縁に沿わすようにシッポをすり寄せてくる。この時期、毎朝、昼間も夜もいつもいつも、くるみ君のブラッシングをしているが、ほんとうによく毛が抜ける。そんなときに目の脇をふらーりふらりとシッポを立てて歩かれたらたまったもんじゃない。
「シッポ!」と言うと「え?」と振り返り、「あら~悪かったわね」という態度でぽてりと床に落ち着くのだ(しかし、おまじないはまだつづいている)。わたしが食事をしているあいだ中、じーっとこちらを見ているのが証拠だ。
気づけ~気づけ~おやつだぞ~~~~~という念力を送っているにちがいない。わかったよ。あとで買ってきます。