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物語から離れ、現実の植物を描いてみたのだ

すき間の花note

これ、オモト(万年青)っていうんですよね。タイトルの『すき間の花』って、なんか物語性というか、詩的な感じもあるような気もして、説明やめてそのままにしとこうかなとも思ったのですが……。

オモトって、わりと地味な存在で、下町あたりじゃ路地に並べられた植木鉢の中にアロエや金のなる木なんかに混じって置いてあるのを見かける。それもやたらとでっかく育ってたりして、あまりカワイイ♡ってものではない。これは実家からわざわざ持ってきたやつ。夏は暑く冬は寒いうちのベランダ(物干しともいう)で、大して面倒も見ていないのに、枯れずに育ち、花までつけたウイやつなのだ。ウイちゃん♡

正確には、ウイちゃんは、「マユハケオモト」(眉刷毛万年青)というらしい。上に書いたオモトとは違うんだね。葉っぱもまるっこいし。

ウイちゃんの花の茎は、ぴったりくっついているように見える葉っぱと葉っぱのあいだから、無理やりといった感じで出てきた。なんでそこから? って、不思議だった。それですき間の花になったというわけです。エネルギーを感じて、思わず描いたというウイちゃんでした。



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