その10【仕上げの作業、そして、その後の予定】
関東を発ってから数えて、三週間あまり。
四月下旬から五月中旬までの、ほぼ新型コロナの緊急事態宣言下で右往左往していたわけで、見方によっては不謹慎この上ない行動だったとも言えるけれど、とにかく、人が少なくて浄化・霧散化他の作業はスムーズに進んだわけです。
作業の最終日前日に、佐世保に行き海を望み、海上の防火堤と、海岸部の結界壁の状況を確認しました。
そして、最終日、背振山の神さんに挨拶をして、鎮火のための龍さんたちを叩き起こすこと、柳川に居る私の眷属への介助を依頼。
その後、帰路につくのですが。
帰りもやはり、大分から愛媛へと国道九四フェリーを使って渡りました。
その後、しまなみ海道をつたって広島県へ上陸し、延々と高速道路で東進する事になりました。
なぜ、そのルートを取ったかというと、愛媛県内に築城中だった塔状の砦を破壊する必要があったためなのです。
もし、こちらの砦が完成し機能していたとしたら、私の作業はもっと厄介になっていたかもしれません。
そして、関東に到着。
その後、早速に、青森までの三泊四日の東北旅行を命じられました。これについても、そのうちにテキスト化することになります。
さて、
九州での作業から、ほぼ一年が経ちましたが、現在、沖縄と北海道へ出向き作業をする事を命じ……いえ、依頼されています。
沖縄は、まず首里城への鎮魂作業。
実は、太平洋戦争中に、首里城の地下に軍部が司令部を作ってしまい、その遺構がそのまま埋まっているんです。
首里城そのものと、城内の御獄(うたき)とのつながりを断ち切る形で司令部が遺ってしまっているのです。
本当に、内地の馬鹿どもは無責任なことをしてくれて、そのまま後片づけもしないでいる状態です。
私としては、物理的な方面での片付けは無理でも、神域階層での片付けはして差し上げたいと考えています。首里城と御獄とをつなげて差し上げたいと考えています。
あわせて、諸島を巡り、大切な御獄への挨拶を重ねて、沖縄の北方海域(五島列島方面)の鎮護をお願いしたいと考えています。
北海道は、内地の人間たちが蹂躙してきたアイヌの神さん(カムイの方々)への謝罪、枷外しの行脚です。
北海道については、以前に数年間住んでいたことがあり、その間に北海道各地での惨状を見聞きしていました。本当に、カムイの方々が蹂躙されているのです。
何よりも、言葉を奪われた状態に追い込まれていましたので、言葉をお返ししたい。
以前の時は、力不足で何もして差し上げられなかったので、今度こそは出来る限りのことをして差し上げたいのです。
私の力で何処までできのかはわかりませんが、神域階層下での自由を出来だけ多くお返ししたいと思っています。
とはいえ、これらのことを成すには先立つものが必要な訳ですからね。
働かなきゃね。
生活に余裕を作らないとね。
本当にさ。
だって、未だにね、神さんたちが報酬を回してくれないだもの。
もう、ちゃんと働きたいからさぁ、せめてそちらを斡旋してください。
しっかりした就職先でも、祈祷・祓い事の依頼でも良いから、何かください。ねぇ、神様。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?