公務員9年目の記憶(財政部門配属2/5年目)
こんばんは、shingoです。職歴を振り返るシリーズの9年目にして初めての大舞台を経験した年です。
※太字部分だけ読んでも要点がつかめます。
▼職務(組織としての仕事内容)
・予算編成・・・庁内の来年度予算編成を仕切ります
・決算説明業務・・・秋の決算議会に向けて決算説明資料を作ります
・年度中の予算執行管理・・・不測の事態のため予算が足りなくなった、国からの補助金がこないことになったなどに対応します。
▼仕事内容・役割
・当初予算と補正予算の統括
・福祉部門担当(4つの特別会計含む)
・財政白書作成
前年の庶務担当から、課のルール通りに予算編成のリーダーとして、当初予算編成と補正予算編成を統括することになりました。
また、前年度の決算を基にした財政白書の作成も担当しました。下のページが財政白書の一端です。決算の内容を簡潔に説明しています。
▼成果
・引き続いて一番下っ端でしたが、課の業務の花形ともいえる予算編成の統括を担当。ざっくりいうと、下半期かけて行う予算編成のリード、全庁対象の説明会開催を経験。何百ページもある予算関連の書類ではミスゼロを達成。
このページが何百もある冊子でミスゼロ。これは大きい!
・部下がいたわけではないが、予算編成という一大プロジェクトを通して、課のマネージメントを経験、その難しさを痛感。
・財政白書作成では丸々1ページをリニューアル(最初の画像)。面白いページができました。
わかってはいましたが、予算編成リーダーはとても重責と重圧がある大変な役割でした。なんてたって、全庁の先頭に立ってリードするんですからね。
▼成果を出せた理由
・予算編成の統括は順当に在籍2年目の私にお任せいただいた。「任せても大丈夫だろう」という評価をいただけたもので、1年目の仕事ぶりが認められたと思っている。
・予算関連書類のミスゼロ達成では、各職員間で作成した書類を交換しダブルチェック運動を率先して実施。個人プレーが多い我が課の中で、これを実践できたことはとても有意義だったと思う。
↑ダブルチェック運動を導入した私に対しての同僚の評価(イメージ図)
・マネージメントはやっぱり大変。指揮者としての仕事に自分の仕事もある。また、ひとつ指示を送るにしても「これでみんな分かってくれるか」「もっと効率的にできないか」「あの職員は作業が遅れがちなのでフォローが必要」など考える必要がある。アタリマエデスガ
▼学んだこと・身についたこと
・マネージメント経験云々はともかく、とにかく忙しかった。予算編成=役所の一大イベントであり、それをリードするのは重圧もあるし、仕事量も多い。末期は深夜勤務で帰りが深夜3時になることも。
・先人の偉大さを痛感。こんな業務量よく皆さん乗り越えられたなと。家庭が壊れるレベルだと思います。先輩職員に対する目が少し変わった。
▼失敗・・・( ;∀;)
・業務量に追われて特にこれといった業務改善は行えず。疑問を持ったことがあっても、ビビッて例年通りの処理をしておりました。
▼失敗から学んだこと
・4年目の反省生かせず。忙しい部署ほど業務改善をして、業務の効率化を目指す必要がある。しかし、この時はそんな余裕とてもなかったなぁ。
▼上司・先輩・同僚から言われたこと
予算編成開始当初、
課長「経営陣と調整してきたんだけど、来年の予算は総額○○○億円くらい。いまんとこの各課からの予算要求との乖離は○○億円だから、単純にうちの職員数で割ってオメェらひとりあたり〇億円減らしてこい。
ガッハッハッハ( ´艸`)
お前ら大変だな!
ガッハッハッハ( ´艸`)」
ゴールの設定。とてもやりやすかった。
業務量のピークは3か月間くらいだったでしょうか。ほとんど休みもなく毎日深夜まで残業。そんな中、やさしい他部署の女性先輩職員から、
「shingo君大丈夫?今にも死にそうな顔してるよ(; ・`д・´)」
とそれはそれは心配そうなお顔で言われました。顔に死相が出ていたのだと思います(笑)確かにあの時の私はほぼ死んでいたと思います。
▼この1年を一言で振り返ると
はじめての大舞台ということでとても緊張し、私には珍しく安全第一で仕事をする年になりました。
また、マネジメントを経験できたことは良い経験になりましたが、その分業務量もストレスも多くかなり辛かったと振り返っています。
しかし、何もかもが全部自分の血となり骨となり身となると考え、腐ることなく突き進むことができたのは私のいい所だと思います( ´艸`)
次回予告!
予算の次は決算を仕切れだと!?どんだけ働かせるんじゃあ!!
今日も最後までご覧いただき、ありがとうございますm(__)m