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話を聞くふりだけでも心の距離は縮まる

良質なコミュニケーションをとる為に、大切なことは話を聞くことです。
これは、どんな書籍でも書かれています。

「いや、話は聞いてるつもりだけど…」

実際、このように話を聞いている人は多くいるでしょう。
しかし、話を聞いていることが伝わらず悩んでいる人もいるはずです。

では、具体的にどのようにすれば話を聞いていることが伝わるのでしょうか?

じつは『メモ』をとるだけで、相手に話を聞いてくれていることが伝わります。
メモを取る行為は、相手の言っていることを体系的にまとめることができます。

話している相手からは聞いてくれていることが目に見えて分かるのです。

そしてメモをするなかで、「ちょっと待って」や「もう一回教えて」というように、聞き返す状況が出てくるでしょう。

こんな当たり前のことをするだけで、相手への興味を示すことができ、自然とお互いの距離感が近づいていきます。
なぜなら一方的に話している状況ではないからです。

他にも話を聞いてくれないと思う原因に、的確な答えが返ってこないというのもあります。
この原因も、メモを取って体系化にすることでカバーできます。

話している本人自身、まとめきれない相談をするときがあります。
まとめきれない相談を受ける時、メモを取って体系的にまとめられば、その質問の意図を読み解くことができ、的確なアドバイスに繋げられるでしょう。

最初は話を聞いたふりだったとしても、自分自身の聞く姿勢や、考えをまとめる力をカバーしてくれるのがメモなんです。

近年では、デジタルデバイスの進化により、メモを取る必要がなくなってきています。
なぜなら、録画や録音をすることで事実をそのまま記録することだって出来るから。

しかし、コミュニケーションにおいて真実は人の数だけあります。
それは、発している言葉の裏に隠れたメッセージを引き出す必要があるためです。

実際、録画、録音だけでは監視されているイメージの方が強く、心の距離は離れてしまうでしょう。

まずは形からでも良いんです。
メモを取るといった古臭い手法ですが、その行動だけでも、相手の為になります。

相手の為に行動していることが伝われば、相手から歩み寄ってくれるでしょう。
歩みとってくれる相手には、あなただって歩み寄りたいと思いませんか。
メモを通じて、良質で働きやすい人間関係を気づいて下さいね!

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