「なんくるないさー」ほんとの意味
「なんくるないさー」
聞いたことある人も多いはず、
「なんとかなる」を意味する沖縄弁。
その柔らかな響きの
本当の意味を
長いこと誤解していた
しんがきです、こんばんは。
「なんくるない」は
「なんとかなる」
沖縄の人のおおらかさ、
鷹揚さを表していて
ハッピーで楽観的なマインドを
表す言葉だと
てっきり思っていました。
たとえば
問題に直面したとき
「なんくるないさー」と。
どこか
現実から目を逸らしたい感じ、
テキトーな気分を
帯びているイメージでした。
実際は、逆でした。
テキトーどころか
現実から目を背けず
正しいことをしているうちに
「なんとかなるよ」
というのが本来の意味だそうです。
知らなかった。
「真(まくとぅ)そーけー
なんくるないさ」
(誠のことをしていれば、
なんとかなる)
「人事を尽くして、天命を待つ」
に似ています。
テキトーにやっても大丈夫!とか
ダレた自己欺瞞を
正当化する言葉じゃなかった。
実際はもっと深く、現実を見据えた
「なんくるないさ」
やることを全てやりきったら、
あとは宇宙の采配にゆだねる。
山川紘矢さん、亜希子さん共訳の
『マスターの教え』に
こんな一節があります。
……………………………
種子は芽を光に向かって
伸ばし始めます。
同時に根を下におろし
栄養分を求めます。
茎が上に伸びる時、
もし何らかの障害物にあたると
茎はその障害を
突き破ろうとはしません。
茎は障害物を避けて伸びます。
……………………………
人生にたとえるなら
ぶちあたった障害物(課題)に
「あー、もうやめた」
(それでもなんとかなるさ)と
ダレた自分をごまかしたり
障害物の存在を諦める理由にしない。
動くことをやめず
茎を伸ばし続けること。
するとそのさきに
「なんくるない」が待っている。
そんなイメージと繋がります。
たとえば、あなたが
「茎を伸ばし続ける」も
なかなか状況が好転しないとき。
それでも茎を伸ばし続けようと
動き続けて、ふと
「この努力は
報われるのだろうか?」
とあなたの心によぎる気持ち。
そんな不安を
見透かしたように
『マスターの教え』には
こんな続きがあります。
……………………………
本当のプロセスは
表面下の暗闇で
起こっているのだということを、
心にとめておいてください。
……………………………
だから、
信じたことに向かって動いて
それからあとは、なんくるない。
『マスターの教え』のように
いくつになっても
折に触れ読み返したい名著が
90冊以上。
それらを訳された
山川ご夫妻が福岡にやってきます。
紘矢さん、亜希子さん
お二人の口から語られる
なまの言葉を、ぜひ
聴きにきてください。
……………………………
11月13日(日) 秋の九州・博多
山川紘矢さん、亜希子さん講演会
・講演会
・瞑想
・ワーク
・スピリット・ダンス
人生を楽しむのは
簡単で非凡なこと。
揺れる世界のあれやこれやを
心配しないで
「人生を楽しむヒント」を
講演会でお話しいただきます。