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野球少年からMLBトレーナーへの軌跡


ご訪問いただき、ありがとうございます。

はじめまして、福田紳一郎です。

現在、メジャーリーグ  チーム帯同アスレティックトレーナー・鍼灸師として活動しています。


僕は、どこにでもいる普通の高校球児でした。​​

​公立高校で野球に打ち込んでいましたが

最後の大会ではベンチにも入れず悔しい思いを抱えながらも

「もっと野球に関わり続けたい」という強い想いを胸に、

日本プロ野球のトレーナーを目指すことにしました。​

高校球児時代

そのために鍼灸の専門学校に進学し

日本人初のメジャーリーグトレーナーである早川和浩先生と出会ったことで

メジャーリーグで働くという新たな夢が芽生えました。​​

学校のプログラムで参加したMLBワシントン・ナショナルズの研修では

メディカルスタッフの高い知識と

初のメジャーリーグ観戦で「芝のにおい、フロリダの日差し、打球の音、本場メジャーリーガーのプレー」五感すべてで感じる経験を通して

絶対に必ずここに戻ってくる」という決心を胸に

鍼灸免許を取得後、単身でアメリカへ渡りました。

とはいえ、渡米後の道のりは決して順風満帆ではありませんでした。


英語が全く話せなかった僕は

まずアスレティックトレーナーのプログラムに入るための英語試験で苦戦し

語学学校からのスタートを余儀なくされました。

その後、ようやくアスレティックトレーナーのプログラムに入れたものの、

勉強はもともと得意ではなく、

英語での授業やテストで点数を取るのは想像以上に大変でした。

それでも、「どうしてもメジャーで働きたい」という思いを支えに

大学在学中に得たMLBでのインターンの機会を通して

少しずつ経験を積んでいきました。

大学卒業後も、アスレティックトレーナーの資格試験に

何度も挑戦し

やっとの思いで合格しました。

その後、大学野球のアスレティックトレーナーとして働き

契約更新時にはいくつかのオファーをいただいたものの

どうしてもメジャーで働きたい」という強い気持ちからすべてを断り

ついにマイナーリーグのアスレティックトレーナーとして働く機会を掴むことができました。

アメリカで日本の鍼灸免許が使えなかったので

アメリカの鍼灸免許を取得するため

昼は現場で選手を支え

夜は鍼灸大学に通って東洋医学とスポーツの融合を深める日々が続きました。

学業と実践の両立は想像以上に大変でしたが

この経験が私の知識と技術の基盤となり

メジャーリーグで選手を支える今の自分へとつながっています。


そして、その後、マイナーリーグから念願のメジャーリーグのアスレティックトレーナーに昇格することができました。(平均13ー15年かかるところ4年半で昇進)

さらに、5年連続プレーオフ(日本のクライマックスシリーズ)にも貢献し

何度もシャンパンシャワーの経験までさせて頂いたり、

オールスターゲーム帯同の際は、大谷選手と並んでゲームを見ることができました。

この経験は一生忘れる事の出来ない出来事となりました。​​​


数多くのメディアでも取り上げられたり、

選手たちや上司との信頼関係も構築し

選手から名前が挙げられるようになりました。​​​

現在も、メジャーリーグのアスレティックトレーナーとして働きながら

最新の論文を読み、常に知識をアップデートしています。

また、治療家の方々から新しい技術を学び

少しでも選手たちに貢献できるよう

さらなる高みを目指して日々取り組んでいます。​


​英語も勉強も苦手で、高校野球最後の大会ではベンチにすら入れなかった僕みたいな人間でも

1つずつコツコツと諦めずに丁寧に積み上げることで、

今ではアスレティックトレーナーとして

メジャーリーグのベンチに立っています。​


振り返れば、特別な才能があったわけではなく

ただ「野球が好き」という情熱で

数々の壁を乗り越えてきたと思います。


どれだけ困難でも、その先に必ず成長が待っていると信じていました。​​​​​


選手のケガ予防とパフォーマンス向上に力を注ぎ

特に若い選手がケガなく成長し

将来「第二の大谷翔平選手」のように

世界で活躍できる選手を生み出す

一助になれればと考えています。


そのため、SNSでの情報発信や

セミナーの開催にも

積極的に取り組んでいます。​​


また、これまでに学んだこと、経験してきたことを

少しでも多くの方に共有できるよう

講演やセミナー活動にも力を入れています。​


​次世代の育成を目指して運営しているメジャーメンターでは

参加者の皆様が目に見える成果を上げており

日々その手応えを感じています。









【ホームページ】https://www.shinfukuda.com


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