ファイブウェイポジショニング戦略を読んで
皆さんこんにちは。
今回は少しデータマネジメントとは違う話題について書きたいと思います。
先日テレビ東京のモーニングサテライトという番組で、星野リゾートの星野佳路代表が若者に対して講義を行う企画「モーサテ星野塾」を拝見していました。その中で星野代表が紹介されていた本「ファイブウェイポジショニング戦略」を読破したので、その感想をご紹介できればと思っています。
ファイブウェイポジショニング戦略とは
ファイブウェイポジショニング戦略とは、フレッド・クロフォードとライアン・マシューズの共著であり、星野代表がマーケティングの神様フィリップコトラーと会話した際、コトラーから薦められた著書だそうです。
この本では、ビジネスをする際必ず必要になる次の5つの要素 ー 価格、サービス、アクセス、商品、経験価値 ー についての説明と、成功収める各企業は5つの要素の内どの要素に力を入れているのかという事例を紹介しています。
また、本書では5つの要素に対して以下の3段階の点数を付けています。「3点:業界標準レベル」「4点:競合に対し、差別化ができているレベル」「5点:世界レベル」
この本のユニークなところは、5つの要素の内1つが5点、もう1つが4点、残り3要素は3点、つまり業界標準レベルにさえ達していればよいという点です。
世界的に成功を収めている企業(アマゾンやウォルマート、スターバックス等)のほとんどが上記に当てはまるそうです。
各要素の詳しい説明や、事例について気になる方はぜひ本書を読むことをおすすめします。
ファイブウェイポジショニング戦略
※ちなみに原題は「THE MITH OF EXCELLENCE」(卓越さの神話)です。
読んでみての感想
私はマーケティングや、経営学の専門家ではないので、この本の内容を抽象化して感じたことを書きたいと思います。
この本で一番伝えたい部分は、大きく2つあると考えています。
1つ目は、リソースを集中させるということです。
マーケティングの用語に、「選択と集中」という言葉があるように、どの要素に戦力を集め、どの要素を捨てるのかということが非常に大事だと感じました。
2つ目は、目的をはっきりさせるということです。
1つ目に繋がる話になるのですが、自分たちが何を目指すのか?消費者や顧客にとってどのような企業でありたいか?を明確にしておかないと、どの要素にリソースを集中するのかを決定することが出来ません。
これら2つの要素は、データマネジメントの世界にも通用する考え方だと思います。
例えば、組織横断してデータを分析するためにデータ統合基盤を構築したのはいいが、実際に組織を横断したデータを分析する人があまりいないといった事例も耳にしたことがあります。
この場合、なぜ組織横断のデータを分析したいのか?の目的をまずはっきりさせることです。ここで例えば、組織横断して一番売り上げている顧客がどこか確認したいといった目的が見つかったとしたら、次にその目的に沿うようリソースを集中します。この場合顧客のマスタを組織横断で統合する、収支に関するトランザクションデータに絞って収集する等が挙げられるかなと思います。
最後に
今回は、データマネジメントを無理やりねじ込んでしまったような形になってしまいましたが、今後もこのように自分のアウトプットとしてブログも活用できたらと思ってます。
私のアウトプットが少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。
データマネジメントについても専門的なブログも上げていきたいと思ってます。
では、また次回!
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