多様性とについて考えてみました。

多様性に学び、多様性を取り入れること
星野 裕志先生 20210623@zoomを受講しました。

 この講座は変革への視座を得るという統一テーマとして、一連の講義が行われていきます。その中から今回は「多様性に学び、多様性を取り入れること」という内容で講義が進んでいきました。

今回の講義は、
・多様性とは
・多様性が求められる理由
・ケーススタディ:新規市場参入における人材の確保
・企業の多様性の取り組みの例
という内容で講義が進んでいきました。

 今回の講義のキモは、ダイバーシティというものを選択肢の一つとして持つことで、現在の閉塞した環境の起爆剤とすることができるのではないかということ。ダイバーシティを取り入れることにデメリットもあるが、取り入れることによるベネフィットの方が大きいのであれば、企業の戦略の一つとして取り入れる必要があるのではないかということです。

 この内容を自分達の事業にどう取り入れることができるか考えてみました。そこで、私たちのようなスタートアップが明日からでもと入れることがあるかどうか質問をしたところ、「外国の人を一人雇用するだけで、日本人だけで出せないような価値観を出せるような可能性があるのであれば、その人を雇う価値があるのではないか」という回答を頂きました。

 なんとなく分かったような気にはなったのですが、腑に落ちないところもあったので自分でも少し調べてみました。

 ダイバーシティには人種や性別といった、目に見えるようなわかりやすい違いだけではなく、ライフスタイル、価値観、仕事の進め方など目に見えにくい価値観も含まれています。

 この内容から考えると我々のようなスタートアップがダイバーシティの考え方を取り入れるには、人の評価基準を明確にすること。その評価基準に達成する方法、スタイルなどは問わないということで可能になるのではないかと考えました。これは言い換えると評価する側の能力、つまり受け入れる側の能力が問われていくことになると思います。

 私の中で出た答えは、「多用な社員全員が最大限に能力を発揮できるような組織を作ることができれば、爆発的な結果を生み出せるのではないか」ということです。何か現状のままで解決できない問題が出てきたときにダイバーシティという戦略も選択肢の一つとして持っているとよいと感じました。

 人を雇用することだけが選択肢ではないと思いますが、会社のアドバイザーや相談相手、投資家などとの付き合いの中で多種多様な人の意見を聞くというのもダイバーシティといえると思います。
 市場を調べるときでも日本の市場だけ調べるのではなく、海外の市場を調べること。世界の社会的課題に興味を持つことなど、小さなことからダイバーシティの考え方を取り入れていくことができるのだと考え巻ました。

参考情報
日本のダイバーシティ・マネジメント論
https://ibunkakeiei.com/s-board/data/f116_00.pdf
組織におけるダイバシティ・マネジメント
https://www.jil.go.jp/institute/zassi/backnumber/2008/05/pdf/069-084.pdf
アメリカン・ビジネスとマネジメント
https://core.ac.uk/download/pdf/35424383.pdf
中川先生の優しいビジネス研究  
https://youtu.be/6WezcBL7xFM
ダイバーシティ&インクルージョンの基本概念・歴史的変遷及び意義  
中村豊

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