コーチを雇うということ
コーチングを受けることを、「コーチを雇う」というらしい
わたしは、2023年の6月からコーチを雇っており、これを書いている現在(2024年3月)も雇っています
最初は、そんな言い方知らなかった
というのも、会社員の自分が、個人として人を「雇う」なんて発想、これまで無かったことだから
コーチングを受け始めたこと
わたしがコーチングを受け始めたのは、冒頭に書いたように2023年の6月。当時のわたしは出口のない迷路にいる、そんな感覚の中にいました
自分が引き起こした出来事、それをきっかけとした関係性の悩みや今後のキャリアのことなど、とにかく何をどうしたらいいかが全く分からない日々でした
どうしたらいいか分からない一方で、なんとかしたい、とも思っていて、社内の知り合いのコーチに、社外のコーチを紹介してもらうようにお願いしました
(この時点で自分はラッキーですね。社内にコーチがいることを知っていたので)
そうして出会ったのが今のコーチです
最初のセッション
顔合わせ 兼 オリエンテーションの日、わたしはとても饒舌でした。
色々とお話をしていたと思います。自分の置かれた状況、コーチングに期待すること、などなど
そして期待マックスで迎えた最初のセッション
コーチからの問いや、ちょっとしたワークに、自分の中で答えが見つからず、ずっと宙を見つめていた記憶があります
とても不完全燃焼でセッションをおえました
そのセッションの最後に、コーチが「思ったこと、感じたこと、なんでもメールで送ってきて」と言ってくださいました
コーチを雇う
そこで、わたしは、セッション以外の場で内観を続けていきました
セッション中に言葉が出なかったとき自分の中で何が起こっていたのか、わたしは何をしたのか、何をしてきたのか、などなど、いろいろなことを
ほぼ毎日、生活して、仕事して(現実の世界を体験して)、内観して、メールを送って、を繰り返しました
コーチは数日に一度だけ、わたしの内観を受け止めて、短い返信を返してくれます
それでもわたしには十分でした
見てくれている、伴走してくれている、そんな感覚で安心して内観を続けられました
「私はコーチングは盛大な独り言のようなものだと思っています。独り言もひとりでは進まないので私がいます」
そんなコーチの言葉にも助けられて、とにかく現実の世界で感じたことをメールして、セッション受けて、を繰り返していきました
そして徐々に、迷路の中から出口の光が見えてきました
あるとき、コーチが教えてくれました
「これが、コーチを雇うってことだよ」
それまでのわたしは、セッションを受けることがコーチングだと思い込んでいました
でも違いました
セッションとセッションの間、現実の世界に身を置きながら、いろいろな人と会話し、悩み、決断し、そして、握りしめていたものを手放し、そして今があります
セッションの時間だけではなく、全ての時間がコーチングでした
コーチが伴走してくれていることがわたしにとってはとてもポジティブに働きました
わたしたちは、現実の世界で悩み、会話し、決断していきます
変化は現実の世界で起こります
セッションとセッションの間にコーチの存在を感じて行動できる。それがわたしにはとても力強く働きました
そして私は今でもコーチを雇ってます。さらに先に進むために
タイトルの写真は奥浜名湖です
コーチングを受け始めてしばらくしてから、とある人に言われました
「梅山さん、何か変わった。穏やかになった。浜名湖の凪みたい」
これがわたしのコーチング体験です
わたしのコーチは、いま、わたしのコーチングの師匠でもあります。コーチがわたしにしてくれたことを次の人たちに提供していく。そんなふうに考えています