連載小説 ダイスケ、目が覚めたってよ(46)
(46)
「アカリ、大丈夫か?2階に連れて行くからね」俺はアカリにそっと声をかけた。
アカリは口を開けたり閉じたりしながら少し動き俺の方をずっと見ていた。アカリを大事に抱えて2階へ行った。月の光が差し込んでいるナナミの部屋に入り、いつもアカリを入れていた箱の中にそっと入れた。
箱の中に入れたアカリを見ると、白い鱗が月の光を反射して青や緑や黄色に滑らかに輝き光を放っている。
「アカリ、ちょっと待ってて」
この世界の俺はハーブティーが好きだ。いつもミントティー、ルイボスティー、紅茶だったらアールグレイが多いが、今日はカモミールティーにした。アカリの白い鱗の反射した光が黄色でそれでカモミールを選んだのかもしれない。
大きめのマグカップにティーバッグを2つ入れお湯を注いで準備万端だ。
「アカリ、おまたせ」
アカリは箱の中で静かにとぐろを巻いていた。相変わらず美しく光を反射している。さっきよりも黄色味が多くなっているような気がして、カモミールティーを選んで正解だなと思った。
他の世界線では俺はハーブティーは一切飲んでいなかったが、記憶の層を辿るとこの世界線ではハーブティーしか飲んでいないようだ。
「ああ、うまい。結局これが一番落ち着く。アカリを見ながら飲むカモミールティーが一番幸せだよ」
この世界線の俺は元々アカリもいなかった。
俺は先月から一人で生活していたのだ。
アカリがいるだけで救われた気がした。
つづく
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※プロットなし、推敲ほとんどなしです。キャラクターを思いつきで動かしてるだけなので全然面白くないかもです。小説の練習で書いております。お嫌いじゃなければ読んでみてもらえればと思います。
※もうかなり詰まってます。ギリギリのギリギリです。締め切りに追われる作家さんはこういう気持ちなのかなと思いつつひねってます。しかし、あきらめずにひねります。ひねり出せるところまではひねりだして続けてみたいと思います。ひねり出した結果がどうなるのかというのも自分自身で気になっています。描写、表現、状況説明、場面設定をもっと入れいていかなければと思いました。
※そう思いつつも仕事が忙しくなりかなり乱雑な執筆になっております。仕事が忙しいときはこういう筆になるというのを証としてあえて残したいと思います。
※キャラクターに関してはもちろん架空の人物で何も参考にしてはおりません。逆にストーリーだったりキャラクターが何かにかぶっているであれば教えてもらえればと思います。
※こう言ったらあれですが内容迷走中です。いろいろ疑問点も生じてくるかもですし、ブレブレです。即興小説のようになってきました。
※描写により物語の中の時間のコントロールもできるようになりたいです。
※もっと頑張らねば。
※言い訳になるかもですが最近はショートショートに力を入れておりました。