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連載小説 ダイスケ、目が覚めたってよ(23)

(23)

こっちの世界線での俺の仕事はラーメン屋のバイトだった。前の世界線では薬剤師だった。記憶が層になっていて両方の世界線の記憶が維持されている。今の俺は両方の知識、経験があり、なぜだかちょっとした無敵感も感じていた。

最近始めたばかりのバイトで今日は10時からの出勤だった。ゆっくりと歩いてバイト先のラーメン屋へ向かう。今日は天気がいい。この町は自然が多く、歩道にも街路樹があり自然を豊富に感じさせる。かつて俺はこのように自然を感じていただろうか。街が緑を纏っている。

空にはいつの間にか細く長い飛行機雲ができていた。このような空、このような飛行機雲を探していたわけではないが、探していたものが見つかったような気分になった。

心地よい風も吹いてきた。植物の緑の香りが鼻孔をくすぐる。少年のときにいろいろ森や川を探検した記憶やいろいろな記憶が緑の香りによって思い出される。これらの記憶もすべて幸せな記憶だった。物思いに耽るという行為すら幸せに感じ、これらの行為すべてを貴重な感覚に俺は感じている。

そう思っていると豚骨の匂いも漂ってきた。ラーメン屋が近づいてきた。この匂いを嗅ぐとこれから仕事だというスイッチも入ってきた。

豚骨ラーメンは美味しい。

俺は豚骨ラーメンが好きで、豚骨ラーメン屋を独立開業したくて元々の仕事を辞め今バイトをしていることを思い出した。

豚骨は調理の仕方によって味が変わる。豚骨の部位によっても変わってくるが一番大きい変化は煮込み方だ。強火で煮込むか弱火で煮込むか。強く煮込めば白く、弱火で煮込めば透明に。いわゆる白湯と清湯になる。

そんなことを考えながら俺はバイト先のラーメン屋に入った。

つづく



※プロットなし、推敲ほとんどなしです。キャラクターを思いつきで動かしてるだけなので全然面白くないかもです。小説の練習で書いております。お嫌いじゃなければ読んでみてもらえればと思います。

※もうかなり詰まってます。ひねり出せるところまではひねりだして続けてみたいと思います。ひねり出した結果がどうなるのかというのも自分自身で気になっています。描写、表現、状況説明、場面設定をもっと入れいていかなければと思いました。

※キャラクターの設定っていうのも大事だなっていうのを考えました。連載していくとどんなキャラクターだったか忘れそうです。キャラクターシートを作らないとダメですね。

※一人称。視点、地の文に気をつけながら書いていきたいと思います。ストーリー詰まってるので描写をしていきたいと思います。ダイスケの心情を表現できればと思います。

※そう思いつつも仕事が忙しくなりかなり乱雑な執筆になっております。仕事が忙しいときはこういう筆になるというのを証としてあえて残したいと思います。

※今回は地の文メインにしてみました。

※連休はプライベートなことでバタバタになりそうです。


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深遠 たた
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