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連載小説 ダイスケ、目が覚めたってよ(52)

(52)

「そうだ。今日はアカリと夜に結婚式の最終確認も兼ねて飲みに行く約束をしていたんだ」

「そうなんだ~いいなあ~私も一緒に行きたいよ」とナナミはダイスケにせがんだ。

「結婚式の打ち合わせもあるし、ナナミは邪魔だから来なくていいよ」

「ええ~邪魔ってなによ。まあ、いいわ。二人で楽しんできてね。今日は何食べるの?」

「今日はスペイン料理だよ……」ダイスケはふとこのやりとりに既視感を感じた。

「そうなんだ~いいなあ。パエリアとか食べるの?」

「ま、まあ締めで食べるだろうね。最初はアヒージョとかをつまみながら赤ワインを飲むよ」

「そっか。じゃあ楽しんできてね。くれぐれも飲み過ぎないでね」

「わかったよ。ナナミ、ところでヘビはいる?」ダイスケは恐る恐るナナミに尋ねた。

「ヘビ?なんのこと?」

「ナナミはヘビを飼ってなかったっけ?」

「ヘビなんて一度も飼ったことないわよ。私がヘビ嫌いなのお兄ちゃん知ってるでしょ?言葉を口に出すのも嫌だよ」

「そ、そっか。夢だ。なんかそういう夢を見たよ」

「お兄ちゃん、へんなの。私はもう食べ終わったよ。ごちそうさま」

ナナミはそう言って今を出て行った。

「ヘビから人間に戻ったのかな」ダイスケはぼそっと言って朝ご飯を食べ進めた。

つづく



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※プロットなし、推敲ほとんどなしです。キャラクターを思いつきで動かしてるだけなので全然面白くないかもです。小説の練習で書いております。お嫌いじゃなければ読んでみてもらえればと思います。

もうかなり詰まってます。ギリギリのギリギリです。締め切りに追われる作家さんはこういう気持ちなのかなと思いつつひねってます。しかし、あきらめずにひねります。ひねり出せるところまではひねりだして続けてみたいと思います。ひねり出した結果がどうなるのかというのも自分自身で気になっています。描写、表現、状況説明、場面設定をもっと入れいていかなければと思いました。

※そう思いつつも仕事が忙しくなりかなり乱雑な執筆になっております。仕事が忙しいときはこういう筆になるというのを証としてあえて残したいと思います。

一人称から三人称にしました。途中で人称を変えたらどうなるのか試してみたいと思います。純文学だったりではそのような方法もあるようなので試してみます。

三人称で書くことに難しさを感じています。


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深遠 たた
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