2次会デミグラスソース2作品目【毎週ショートショートnote】
それはブラウンだった。
2次会で予約したハンバーグレストラン「ブラウン」。
オーナーのこだわりなのだろうか。その店はブラウンで統一されていた。
店内の壁はウッド調でテーブルも木製だ。内装はログハウスとまではいかないが木を基調としていた。
「スープでございます。牛骨のコンソメスープです」
店員がその場で白いスープ皿にコンソメスープを注いだ。コンソメスープは濃いブラウンだった。
「美味しい」
「美味しいわね」
「ハンバーグも期待できるよ」
店員が熱々の鉄板にのったハンバーグを持ってきた。
「ハンバーグでございます。デミグラスソースはこちらでおかけしてよろしいでしょうか」
「お願いします」
ジュッ、ジュー
デミグラスソースが鉄板の上で沸騰した。
「お熱いのでお気をつけください」
「店名通りのブラウンのハンバーグだね」
「美味しいわよ」
「美味しい!」
食べ終わるとシェフが挨拶に来た。
「私はブラウンと申します。本日はご来店いただきありがとうございます」
(410字)
たらはかに(田原にか)さんの企画に参加させていただきました。
※連載小説の筆が止まってしまっております。ショートショートもなかなか思いつかないです。
*この記事は、以下の企画に参加しております。
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