ショートショート ダンゴムシ殺害事件
5匹のダンゴムシは箱の中に飼われていた。
そのうちの一匹が無残に潰されて死んでいた。
うおー、だれだあああ、ダンゴムシを殺したのはだれだあああ。サトルは絶叫した。
この部屋に入れるのは父と母と兄だけだ。
父は私に優しく虫も特に嫌いではなかった。
母は虫が嫌いで近くに虫が来るだけで逃げてしまう。
兄は虫を見ると非常に攻撃的になる。
可能性があるのは兄だが潰すということまでできるだろうか。
くそぉ、誰だ。誰がいったいこんなことを・・・
サトルが悔しがっているその瞬間、サトルがいた部屋の屋根が吹き飛んだ。
外側には巨大生物がいて、中に手を伸ばしてきた。
うわ、や、やめろ。サトルは巨大生物に捕まれ潰された。
そして、巨大生物よりもさらに大きい超巨大生物がやってきた。
「リカちゃん、パパが大事に飼っているダンゴムシいじったわね。5匹いた内の2匹潰れてるじゃない。パパに怒られるわよ」
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