連載小説 ダイスケ、目が覚めたってよ(73)
(73)
「マルゲリータお持ちいたしました。こちらは唐辛子のオイルとなっております」店員が焼きたてのピザを持ってきた。
この店のピザはピザ釜で作られており、本格的なものになっていた。まわりのピザ生地が少し焦げて香ばしい香りがダイスケとアカリを包んだ。
「いい香りね」アカリはピザを目の前にして視線はピザへしか向かっていなかった。
「そうだね。ピザ生地の香ばしい香りとトマトの酸味のある香り、チーズも香ばしく焼けていてるね。少しオリーブオイルもかかっていてその匂いもいい匂いだよ」
「あら、急に饒舌ね。お酒がまわってきたのかしら」
「あっ、そうかも。さすがに酔っ払ってくるよ」
「じゃあ、今度は私が取り分けるわね」そう言ってアカリはピザをピザカッターでカットし始めた。
「上手だね」
「誰だってできるわよ」
「そんなことないよ。カットが完全に均等になってるよ」
「まあ、今日は特別うまくカットできたわね」カットしたピザを取り分けダイスケに渡した。
「美味しい!」ダイスケはピザを一口食べワインで流し込んだ。
「美味しいわね」アカリもピザを一口食べ、ワインも口に含んだ。
つづく
※プロットなし、推敲ほとんどなしです。キャラクターを思いつきで動かしてるだけなので全然面白くないかもです。小説の練習で書いております。お嫌いじゃなければ読んでみてもらえればと思います。
※もうかなり詰まってます。ギリギリのギリギリです。締め切りに追われる作家さんはこういう気持ちなのかなと思いつつひねってます。しかし、あきらめずにひねります。ひねり出せるところまではひねりだして続けてみたいと思います。ひねり出した結果がどうなるのかというのも自分自身で気になっています。描写、表現、状況説明、場面設定をもっと入れいていかなければと思いました。
※そう思いつつも仕事が忙しくなりかなり乱雑な執筆になっております。仕事が忙しいときはこういう筆になるというのを証としてあえて残したいと思います。
※繁忙期で、激務です。
※スペイン料理店の内容が続いちゃっております。