連載小説 ダイスケ、目が覚めたってよ(32)
(32)
「動くな!」暗闇の中から野太い声が聞こえた。
俺は声に反応して振り返った。そこにはノコギリを持った大柄な男が立っていた。
「お前か。ナナミを傷つけたのはお前だな」俺は近くにあったバスタオルを握りノコギリに対抗しようとした。
「ダ、ダイスケか?」その男はダイスケに尋ねた。
「そうだ。俺はダイスケだ。お前に下の名前で呼ばれる筋合いはないけどな。お前はマスダだろう」俺はそうは言ったが、マスダの声に聞き覚えがあった。まず、この世界線の記憶ではない。前の世界線かそれよりもずっと前なのか。今はまるっきり思い出すことができなかった。
「ちょ、ちょっと話を聞いてくれ」
「聞く話はない!警察を呼ぶぞ」そうは言いつつも向こうはノコギリを持っている。膠着状態になるかと思ったとき救急車のサイレンが聞こえてきた。
「救急車を呼んだのか?」
「当たり前だろう。お前もおとなしくしろ」
「ダイスケ、また、今度ちゃんと話すから……」と言い残しマスダは逃げるようにして出て行った。
「おい、待て」
だが、ナナミを置いて行くわけにもいかない。俺はひとまず救急車を出迎えた。
つづく
※プロットなし、推敲ほとんどなしです。キャラクターを思いつきで動かしてるだけなので全然面白くないかもです。小説の練習で書いております。お嫌いじゃなければ読んでみてもらえればと思います。
※もうかなり詰まってます。ギリギリのギリギリです。締め切りに追われる作家さんはこういう気持ちなのかなと思いつつひねってます。しかし、あきらめずにひねります。ひねり出せるところまではひねりだして続けてみたいと思います。ひねり出した結果がどうなるのかというのも自分自身で気になっています。描写、表現、状況説明、場面設定をもっと入れいていかなければと思いました。
※キャラクターの設定っていうのも大事だなっていうのを考えました。連載していくとどんなキャラクターだったか忘れそうです。キャラクターシートを作らないとダメですね。
※そう思いつつも仕事が忙しくなりかなり乱雑な執筆になっております。仕事が忙しいときはこういう筆になるというのを証としてあえて残したいと思います。
※世界線が変わり文体も変えていければちょっと変えてみたいと思います。試行錯誤、勉強の日々です。
※キャラクターに関してはもちろん架空の人物で何も参考にしてはおりません。逆にストーリーだったりキャラクターが何かにかぶっているであれば教えてもらえればと思います。
※テーマとしては喜怒哀楽をテーマにしていこうと考えています。今は「怒」をテーマに執筆し、それを表現できればと思います。以前までが「喜」でした。
※内容に関しては不快な部分もあるかもなのでもしかしたら有料扱いにした方がいいのかもですがひとまずはこのまま挑戦していきたいと思います。もっと残酷な描写、表現にしようと思いましたが正しい描写になるかわからないので躊躇し、やめました。センシティブなところは気をつけたいと思います。