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連載小説 ダイスケ、目が覚めたってよ(16)

(16)

お風呂を出るとナナミは居間でヘビのアカリを抱えていた。

母親も一緒にヘビを見ている。

「本当にこのヘビは可愛いくて綺麗ね~私は基本的にヘビはダメなんだけど、このヘビは大丈夫よ。ヘビじゃないみたい」母親はうっとりするような目でヘビを見ていた。

確かにそのヘビは明るいところで見ると美しかった。透き通るような純白の鱗、その鱗の表面は透明で光が乱反射している。赤い部分、青い部分、黄色い部分、緑色の部分、グラデーションもあればコントラストもある。まるで煌めく蛇状の宝石がなまめかしく生きているようだ。それは精巧に緻密に作られた装飾品のようにも見える。一番輝いているのはその目だ。宝石職人が歳月をかけてカットしたダイヤモンドのような輝きを放っている。

そのダイヤモンドは俺の方を見ていた。

「アカリ……」

「お兄ちゃん、私の部屋でちょっと勉強教えてくれる?数学でわからないところがあるよ」アカリを見て動きが止まっていた俺にナナミが話しかけてきた。

「おう……い、いいよ」

「じゃあ、部屋に行こ!」

「わ、わかった……」

「なんか緊張してる?今までずっと一緒に暮らしてたんだからね」

「わかってるんだけどナナミが妹だっていうのがまだ慣れてないからね……それに、女子の部屋っていうのも普通にただ緊張するよ」

「まあ、その気持ちはわかるよ~」

本当にわかってるのか?と廊下を歩きながら俺はまた思った。

つづく




※プロットなし、推敲ほとんどなしです。キャラクターを思いつきで動かしてるだけなので全然面白くないかもです。小説の練習で書いております。お嫌いじゃなければ読んでみてもらえればと思います。

※もうかなり詰まりだしてきました。ひねり出せるところまではひねりだして続けてみたいと思います。ひねり出した結果がどうなるのかというのも自分自身で気になっています。

※描写、表現、状況説明、場面設定をもっと入れいていかなければと思いました。

※キャラクターの設定っていうのも大事だなっていうのを考えました。

※一人称にしてみました。視点、地の文に気をつけながら書いていきたいと思います。


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深遠 たた
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