連載小説 ダイスケ、目が覚めたってよ(22)
(22)
「えっ、俺が昨日見た夢を知ってるって?」いろいろなことがありすぎてもうあまり驚かなくなっていたが、やはり、あり得ないことが起きると驚いてしまう。
「お姉ちゃん出てきたでしょ」
「まあ、出てきたけどもだけど」
「私もお兄ちゃんの夢の中にいたんだよ。お姉ちゃんと一緒に待ってたんだけどお兄ちゃんは昨日はなかなか眠れなかったようね。眠りに入ったのが遅かったよね」
「ということはあれか。アカリとナナミは人の夢の中に入る能力があるということだね」
「まあ、そんなような感じね。レム睡眠時は人の思念に入りやすいのよね。夢の中ではお姉ちゃんも話せるからね。話もいろいろできるよ。だけど、レム睡眠時の中の意識が同調できるときのみだから、時間はすごく短くなっちゃうけどね」
「そっか。そんなに簡単にはいかない感じだね」俺はやはりどういう理論なのか全然わからないのでそれを聞く気もなくしていた。聞いたところでもっとわからないだろう。
「今日の夜は多分お姉ちゃんと話できるだろうからね。楽しみにしててね」
「楽しみではあるけど緊張するな。アカリが何者なのかも気になるし」
「そのあたりも本人に聞いてみればいいんじゃない?」
「それもそうだね。本人の口から聞くよ」
「じゃあ、私は学校に行くね。いってきまーす」ナナミは明るい花のような笑顔を俺に見せ、カバンを持って言った。
「学校か……いってらっしゃい」
俺は学生服姿のナナミを見送った。そこには明らかな幸せな空気があり、俺はそれを肌で感じていた。前の世界線では感じてなかったものだ。そのちょっとしたささくれのような違和感を思いながら仕事に行く準備をした。
つづく
※プロットなし、推敲ほとんどなしです。キャラクターを思いつきで動かしてるだけなので全然面白くないかもです。小説の練習で書いております。お嫌いじゃなければ読んでみてもらえればと思います。
※もうかなり詰まってます。ひねり出せるところまではひねりだして続けてみたいと思います。ひねり出した結果がどうなるのかというのも自分自身で気になっています。描写、表現、状況説明、場面設定をもっと入れいていかなければと思いました。
※キャラクターの設定っていうのも大事だなっていうのを考えました。連載していくとどんなキャラクターだったか忘れそうです。キャラクターシートを作らないとダメですね。
※一人称。視点、地の文に気をつけながら書いていきたいと思います。ストーリー詰まってるので描写をしていきたいと思います。ダイスケの心情を表現できればと思います。
※そう思いつつも仕事が忙しくなりかなり乱雑な執筆になっております。仕事が忙しいときはこういう筆になるというのを証としてあえて残したいと思います。