連載小説 ダイスケ、目が覚めたってよ(70)
(70)
「お待たせいたしました。チーズ盛り合わせです」そう言って店員はテーブルにチーズを盛り合わせたお皿を置いた。
「これはミモレットかなあ」ダイスケがオレンジ色のチーズを指さした。
「おそらくそうね」
お皿の上にはミモレット、ブルーチーズ、カマンベールが乗っており、ドライイチジクとドライレーズンも乗っていた。
「取り皿に取り分けるよ」ダイスケは取り皿に手を伸ばした。
「あら、ありがとう」
「はい、どうぞ」
「美味しそうね。ダイスケが取り分けるなんて珍しいわね。雪が降るんじゃないかしら」
「そういえばそうかもだね。槍が降らないといいけど」ダイスケは普段やっていないことを急にやっている自分に驚いていた。
「あら、このブルーチーズ美味しい!」
「そうだね。香りがすごい。将棋で例えると四間飛車みたいな感じだ」
「将棋で例えられても全然わからないわよ」
「囲碁だったら三連星みたいな感じかな」
「もっとわからないわよ」
「香りの空中戦っていう感じかな」
「香りのブリーインパルスかしら」
「飛行機のブルーインパルスね。アカリは今、ブリーインパルスって言ってたよ」
「ちょっと間違えただけよ」
「ていうかチーズの香りがブルーインパルスていう例えも全然わからないよ」
「まあ、お互い様ね」アカリは笑顔でワイングラスのワインを飲み干した。
「楽しいね」ダイスケはアカリのグラスに赤ワインを注いだ。
つづく
※プロットなし、推敲ほとんどなしです。キャラクターを思いつきで動かしてるだけなので全然面白くないかもです。小説の練習で書いております。お嫌いじゃなければ読んでみてもらえればと思います。
※もうかなり詰まってます。ギリギリのギリギリです。締め切りに追われる作家さんはこういう気持ちなのかなと思いつつひねってます。しかし、あきらめずにひねります。ひねり出せるところまではひねりだして続けてみたいと思います。ひねり出した結果がどうなるのかというのも自分自身で気になっています。描写、表現、状況説明、場面設定をもっと入れいていかなければと思いました。
※そう思いつつも仕事が忙しくなりかなり乱雑な執筆になっております。仕事が忙しいときはこういう筆になるというのを証としてあえて残したいと思います。
※繁忙期で、激務です。