連載小説 ダイスケ、目が覚めたってよ(47)
(47)
「アカリ、俺はもう寝るよ。今日は夢の中でアカリに会えるのかな」俺はアカリに向かって尋ねた。
アカリは体をキラキラと輝かせながらじっとこちらを見ているだけだった。
「じゃあね」俺は一言残し自分の部屋へ向かった。
俺の部屋は陰鬱だった。暗くどんよりしており汗のにおいかカビのにおいかわからないが、自分のにおいであっても耐えがたいにおいを時折感じた。
シーツも布団も洗濯をしておらず、替えてもいない。なんなら一度も干してもいない。
だが、俺はそれで良いと思っていた。もしかしたら良いも悪いも考えていなかったのかもしれない。
「よし」俺は軽く奮起してシャワーを浴び、寝る準備を整えた。
ベッドに腰掛け、目をつぶり、深呼吸をした。今まであった出来事を思い返し、深く考えた。この世界線の俺は深い悲しみを味わっていた。父と母とナナミが他界してから1ヶ月経ち精神はやっと落ち着いてきている。
3人の死亡を知ったとき、俺は嗚咽した。家族を失うという喪失感、それは鎌を持った黒い死神が俺の肩に付いているかのようだった。肩は重く体中に気持ち悪さが巡っていた。
今はそれら落ち着いてきたのだ。まあ、落ち着いてきただけでふと思い出すと喪失感にすぐに襲われる。
「今日はもう寝よう」俺は一人つぶやき、静かに布団に入った。
つづく
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※プロットなし、推敲ほとんどなしです。キャラクターを思いつきで動かしてるだけなので全然面白くないかもです。小説の練習で書いております。お嫌いじゃなければ読んでみてもらえればと思います。
※もうかなり詰まってます。ギリギリのギリギリです。締め切りに追われる作家さんはこういう気持ちなのかなと思いつつひねってます。しかし、あきらめずにひねります。ひねり出せるところまではひねりだして続けてみたいと思います。ひねり出した結果がどうなるのかというのも自分自身で気になっています。描写、表現、状況説明、場面設定をもっと入れいていかなければと思いました。
※そう思いつつも仕事が忙しくなりかなり乱雑な執筆になっております。仕事が忙しいときはこういう筆になるというのを証としてあえて残したいと思います。
※もっと頑張らねばです。
※最近は小説の書き方的な本をkindleで読んでおります。