連載小説 ダイスケ、目が覚めたってよ(35)
(35)
病院に着きナナミはまず医者の先生に診てもらった。外傷があり出血もあるが命に関わるような傷はないようだ。ナナミの意識もしっかりしてきており、会話ができるようになってきた。
「お兄ちゃん、ごめんね」
「ナナミが謝ることじゃないよ」
俺はそう言いつつマスダに対する恨みが募ってきた。この世界での記憶がそうさせている。他の世界での記憶にはマスダは存在していない。他の記憶での俺はマスダに対して恐怖感を感じている。ナナミを守るために逃げてもいいんじゃないかとも考えている。複数の感情を同時に持ってそれを感じている。不思議な感覚だ。
「マスダはお姉ちゃんを狙ってきてたの」
「えっ」
「ヘビのアカリはどこだ?って聞かれたの」
「アカリがヘビだっていうのを知ってるの?」
「そうよ。前の世界線でもその前の世界線でもずっと狙われてたのよ」
「マスダって何者なの?」
「それは……私の口からは言えないよ」
「アカリに聞けばわかるかな」
俺はまたわからないことが出てきてイライラが募ってきた。マスダは俺の名前を知っており、何かを伝えたそうなそぶりも見せていた。マスダの声も何か懐かしい感じを覚えた。俺もいろいろ考えすぎて急にどっと疲れが出てきた。
「お兄ちゃんも休んでね。私は少し寝るよ」ナナミは病室ですでに横になっていた。
「わかった。俺は一度家に帰るからね」
そう言って俺は病室をあとにした。
つづく
※プロットなし、推敲ほとんどなしです。キャラクターを思いつきで動かしてるだけなので全然面白くないかもです。小説の練習で書いております。お嫌いじゃなければ読んでみてもらえればと思います。
※もうかなり詰まってます。ギリギリのギリギリです。締め切りに追われる作家さんはこういう気持ちなのかなと思いつつひねってます。しかし、あきらめずにひねります。ひねり出せるところまではひねりだして続けてみたいと思います。ひねり出した結果がどうなるのかというのも自分自身で気になっています。描写、表現、状況説明、場面設定をもっと入れいていかなければと思いました。
※キャラクターの設定っていうのも大事だなっていうのを考えました。連載していくとどんなキャラクターだったか忘れそうです。キャラクターシートを作らないとダメですね。
※そう思いつつも仕事が忙しくなりかなり乱雑な執筆になっております。仕事が忙しいときはこういう筆になるというのを証としてあえて残したいと思います。
※世界線が変わり文体も変えていければちょっと変えてみたいと思います。試行錯誤、勉強の日々です。
※キャラクターに関してはもちろん架空の人物で何も参考にしてはおりません。逆にストーリーだったりキャラクターが何かにかぶっているであれば教えてもらえればと思います。
※テーマとしては喜怒哀楽をテーマにしていこうと考えています。今は「怒」をテーマに執筆し、それを表現できればと思います。以前までが「喜」でした。
※こう言ったらあれですが内容迷走中です。いろいろ疑問点も生じてくるかもですし、ブレブレです。即興小説のようになってきました。