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連載小説 ダイスケ、目が覚めたってよ(7)

(7)

はぁ、はぁ、はぁー長い距離を走ってきたようで、ダイスケの前に着いたときにはその女性は息が切れ声が出せないでいた。

その女性が声を発するのを待っているのもあれだったのでダイスケから声をかけた。

「どちらさまですか?何かありましたか?」

「ダイスケさん・・・」

ダイスケは突然自分の名前を出され困惑した。その女性のことを思い出せない。

「ええっと・・・だ、誰でしたっけ?」

「ダイスケさん、私はアカリの妹です」

「えっ・・・妹?」

そう言われた瞬間、ダイスケはその部分だけ霧が晴れていくように思い出した。

「はい、妹のナナミです。姉とダイスケさんをずっと見てましたよ」

「そうだよね。ナナミだったね。何回も会ったことあったね。急に思い出したよ」学生服っぽい服を着た背が低く黒髪のナナミを見て、ダイスケは記憶にナナミがいたことを思い出していた。

「ダイスケさんが姉と会うときに一緒に食事もしたことありますよ」

「そうだったよね。ところで見ていた・・・って?」ダイスケは今の今までナナミのことをなぜ忘れていたんだろうという疑問もあったが、「見ていた」とはどういうことかわからず先にそれを聞いていた。

「二人が用水路に落ちてヘビとカエルになったところからずっと見てましたよ」

ダイスケはアカリの手がかりとなるナナミが出てきただけでちょっと安堵したが、その安堵と同時に胸の奥によくわからない不安が広がっていた。

つづく


※プロットなし、推敲ほとんどなしです。キャラクターを思いつきで動かしてるだけなので全然面白くないかもです。小説の練習で書いております。お嫌いじゃなければ読んでみてもらえればと思います。

※もうかなり詰まりだしてきました。ひねり出せるところまではひねりだして続けてみたいと思います。ひねり出した結果がどうなるのかというのも自分自身で気になっています。

※描写、表現、状況説明、場面設定をもっと入れいていかなければと思いました。

※話が詰まってきたのと説明も大変になってきたのでキャラクターを増やしました。


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深遠 たた
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