連載小説 ダイスケ、目が覚めたってよ(44)
(44)
冷たい乾いた空気が俺の顔と喉をいじめている。肌はカサカサになり、喉はいがらっぽくなった。俺は空気を憎み、鬱屈とした厭世感に苛まれた。呼吸が苦しい。
もう少しで家に着く。とにかく早く家の中に入りたいというその一心だった。
家に着き、ドアの鍵もかけずにキッチンへ行きコップに水を入れ飲み干した。
「ふう。頼むぜ」俺が独り言をつぶやいたその時、居間の方からカタッと物音が聞こえた。サササッと衣擦れの音もかすかに聞こえた。
「だ、誰かいるのか」俺は恐る恐るうす暗い居間に向かって声をかけた。
「俺だよ、俺。マスダだよ」マスダが居間の中央からのそりと姿を現した。だが、その風貌は以前とは違っていた。ジーパンに赤いネルシャツでアメリカンっぽい出で立ちで、以前と違いこぎれいな感じだ。
「お前、なんで勝手に家に入ってるんだ?何しに来たんだ?」俺はマスダに詰め寄ろうとした。
「おっと、居間には一歩も足を踏み入れないでくれ。結界を張ってあるからな。まあ、入ろうとしても入れないけどな」
俺はその言葉を聞いたが、そんなのは関係なく居間に足を踏み入れる。だが、その瞬間、足のつま先を固いブロック塀にぶつけたような衝撃が来た。「いてっ」と思わず声を上げた。居間とキッチンの境目にそっと手を伸ばすと、完全に透明な壁のようなものがあった。
「なんだよ、これは」
「だから、結界だよ。俺以外の人物が入って来れないようにしてある」
「勝手に人の家の今に結界を張って何してるんだ?」
「それは今から説明してやるよ」とマスダは言い、床に置いてあった段ボール箱を取り出した。
つづく
※プロットなし、推敲ほとんどなしです。キャラクターを思いつきで動かしてるだけなので全然面白くないかもです。小説の練習で書いております。お嫌いじゃなければ読んでみてもらえればと思います。
※もうかなり詰まってます。ギリギリのギリギリです。締め切りに追われる作家さんはこういう気持ちなのかなと思いつつひねってます。しかし、あきらめずにひねります。ひねり出せるところまではひねりだして続けてみたいと思います。ひねり出した結果がどうなるのかというのも自分自身で気になっています。描写、表現、状況説明、場面設定をもっと入れいていかなければと思いました。
※そう思いつつも仕事が忙しくなりかなり乱雑な執筆になっております。仕事が忙しいときはこういう筆になるというのを証としてあえて残したいと思います。
※キャラクターに関してはもちろん架空の人物で何も参考にしてはおりません。逆にストーリーだったりキャラクターが何かにかぶっているであれば教えてもらえればと思います。
※こう言ったらあれですが内容迷走中です。いろいろ疑問点も生じてくるかもですし、ブレブレです。即興小説のようになってきました。
※描写により物語の中の時間のコントロールもできるようになりたいです。
※もっと頑張らねば。