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連載小説 ダイスケ、目が覚めたってよ(9)

(9)

ナナミがダイスケに説明をしているとヘビのアカリも顔を上げた。心なしかドヤ顔のようにも見える。

ダイスケは疑問がたくさんあり質問したいこともたくさんあった。

「アカリは今はしゃべれないのかな。意思疎通はできないの?」

「今はできないですね。食べられるか噛まれるかすれば会話できますよ」

「あ、噛まれれば言葉通じるようになるんだね。だけど、噛まれても大丈夫?毒とかないかな。俺は人生でヘビに噛まれたことないから怖いね」

ダイスケはナナミに情けない話をしたような気持ちになり後頭部を掻いていた。

「毒はないですけど痛みはありますよ」

「そっか。俺は注射怖い人なんだけど大丈夫かな」

「注射より痛いとは思いますよ。そこはダイスケさん次第ですね」

「まあ、アカリと話すためだからね」

「そうですよ。それくらいは我慢してください」

ダイスケはナナミの言葉を聞いて「確かに」と心の中で思った。

アカリは相変わらずとぐろを巻いて微動だにせず二人を見ている。その目はヘビとは思えない眼光を放っていて、この世の理をすべて理解しているような慈愛のまなざしだった。

つづく




※プロットなし、推敲ほとんどなしです。キャラクターを思いつきで動かしてるだけなので全然面白くないかもです。小説の練習で書いております。お嫌いじゃなければ読んでみてもらえればと思います。

※もうかなり詰まりだしてきました。ひねり出せるところまではひねりだして続けてみたいと思います。ひねり出した結果がどうなるのかというのも自分自身で気になっています。

※描写、表現、状況説明、場面設定をもっと入れいていかなければと思いました。


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深遠 たた
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