連載小説 ダイスケ、目が覚めたってよ(37)
(37)
俺は神々しく光り輝くアカリに触れることに躊躇をしていた。
まあ、俺が躊躇した理由は神のように見えるからではなく、単に感電しないかとか熱くないかとか物理的にケガをしないかを心配していた。
「大丈夫かな」
俺はアカリにちょんと触り熱くないか確かめた。熱くもないしビリビリともこない。むしろその体は冷たかった。
アカリは自分の尻尾を口にくわえているため、頭と尻尾をつかみ引き剥がした。
「アカリ、俺はどうしたらいいんだ?教えてくれ」
アカリはまたとぐろを巻いてじっと俺の方を見ている。何も答えない。
この世界線では俺の家族はナナミだけだ。アカリは前の前の前の世界線での恋人だが、今はヘビの状態だ。俺は状況を整理しようとしても整理しきれなくなってきた。世界線が変わると家族ができたりいなくなったりする。なにが本当で何がウソなのかわからなくなってくる。ウソというのはないのかもしれないが、新しい世界線に来ると前の世界線であったことがすべて真実でなくなるのが俺にはウソに感じられていた。
部屋にあったボールペンをおもむろに手に取り、コピー用紙に名前を書いていって。
・俺
・アカリ
・ナナミ
・母親
・マスダ
今のところ俺が世界線の移動で関係してきた人達だ。ナナミはもともとはアカリの妹だったが、今は俺の妹になっている。この世界線では母親はもう死んでおり、マスダという人物が現れた。マスダは以前の世界線では関わってきてはいないが、ずっと前のことを考えると会ったことがあるような気もしてくる。向こうも俺のことを知っているような感じだった。
「アカリ、ちょっと俺は休むよ」
アカリに一声かけて俺は自分の部屋に戻った。
つづく
※プロットなし、推敲ほとんどなしです。キャラクターを思いつきで動かしてるだけなので全然面白くないかもです。小説の練習で書いております。お嫌いじゃなければ読んでみてもらえればと思います。
※もうかなり詰まってます。ギリギリのギリギリです。締め切りに追われる作家さんはこういう気持ちなのかなと思いつつひねってます。しかし、あきらめずにひねります。ひねり出せるところまではひねりだして続けてみたいと思います。ひねり出した結果がどうなるのかというのも自分自身で気になっています。描写、表現、状況説明、場面設定をもっと入れいていかなければと思いました。
※そう思いつつも仕事が忙しくなりかなり乱雑な執筆になっております。仕事が忙しいときはこういう筆になるというのを証としてあえて残したいと思います。
※キャラクターに関してはもちろん架空の人物で何も参考にしてはおりません。逆にストーリーだったりキャラクターが何かにかぶっているであれば教えてもらえればと思います。
※こう言ったらあれですが内容迷走中です。いろいろ疑問点も生じてくるかもですし、ブレブレです。即興小説のようになってきました。
※描写により物語の中の時間のコントロールもできるようになりたいです。