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おつかれカッチン放送 第494回【①②『トットの欠落帖』】

八ッ橋佑規
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①②トットちゃん=黒柳徹子さんの著書です。このエッセイ、よくよく読んでいくと、黒柳徹子さんは意外と「死線や修羅場をくぐり抜けてきた」方なんだということが分かります。ご自身が「ちょっと抜けているな」というところから招いたことなのかもしれませんから「欠落」なんて言葉で自虐されていますけど、徹子さんのセンスがいかんなく発揮されていてびっくりするとか、思わず笑っちゃうシーンもあります(そんなシーンなのに本人はマジメな文体で書かれているからまた笑っちゃう)。そんな欠落があったとはまるで思わせない本人の今の姿ですが、あの徹子さんの裏にはこんな人生があったのだと知れる貴重な本です。

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