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「コミュニティ」と飲食店(5.会計編)

IT業界でユーザーコミュニティの立ち上げに関わってきなかで、これまでなんとなく感じてきた

「コミュニティ」と飲食店は似ている

ということを、要素分解して考えてみることにしました。コミュニティの理想形は、飲食店の理想形と似ているのではないか?その仮説を検証する試みです。

飲食店での会計

飲食店で会計する時、どんなことが考えられるでしょうか。自分が飲食店で会計する場面を想像して、コミュニティと比較してみます。

接客

会計のときに「愛想がない」「嫌々そう」と感じる接客をすると、悪印象が残ります。また、必要以上に立ち入った質問などの「絡み」があっても嫌悪感を抱くことがあるでしょう。この「距離感」は難しいものですが、例えばコミュニティイベントでも受付時のみならず帰りの際も司会者から「お気をつけてお帰りください」などの声がけや、オフィスビルの退館方法について詳しい案内があると良いかもしれません。

支払方法

「現金以外」の支払方法をいかに多く揃えているか、という点が顧客サービスの観点からも重要視されるようになってきました。一部のジャンルではまだ現金のみが多いものの、最近ではかなり普及してきたという感じがします。同じようにコミュニティイベントにおいても、

・イベントサイトで事前支払
・会場の受付で当日支払

など事前・当日に何らかの手段で支払いがある場合があります(理由は懇親会の飲食費用に充てるため、飲食目的の参加者を避けるためなど)。会場支払の場合は現金回収やPayPayなどが見受けられますが、現金の場合は「性善説」に基づくため、受付の担当者から「心理的な負担がある」という意見が聞かれたことが実際にありました。

「会計編」まとめ

入店〜実食時の接客もその店の評価に影響するのと同じく、最終フェーズである「会計」についても顧客満足度や「また来たい」という印象につながります。コミュニティではMeetupなどのイベントや日々のオンラインコミュニケーションにおいても、運営・主宰者やコミュニティマネージャーは参加者が「心地よい印象」を持てるような言動をすることが求められるでしょう。

次回は「会計」に続き店を出たあとの「共有」の段階について、コミュニティと飲食店が似ているという視点で考えてみます。

これまでの考察(1.認知編 2. 関心編 3.入店編 4.実食編) もよろしければご覧ください。

#コミュニティデザイナー
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