成人式は参加できなくてもいい

noteでは初めまして!進藤あずさです。突然ですが、これから気まぐれで自身が伝えてみたいちょっぴり真面目なことをnoteで文章にして書いてみようと思っています。

今日は成人の日ということで、新成人の皆さんおめでとうございます!当たり前のように成人式に参加している人が大半だとは思いますが、中には参加していない人もきっといるはずです。実は私も過去に成人式に参加していない人のひとりです。ということで、今回は私が20歳だった頃を振り返って、成人式について少しお話したいと思っています。

私は当時、成人式に参加したかったのですが、家が裕福ではないという理由で参加できませんでした。特に女性の場合、前撮りや振り袖のレンタル、ヘアセットなど全て含めると10万円以上は必ずします。

成人式ってお金を持ってる人ばかりが参加してるー。
私からすればそういう認識です。せっかくのお祝いの行事で、家にハガキは届くけど晴れ着が着れない。そこに差があるのは今でも不思議で仕方ありません。

友人や世間の同級生は当たり前のように親から数十万円以上もする費用を出してもらい、振り袖を着させてもらえていることが本当に羨ましかったです。私からすれば贅沢品。そもそもお金を持っていないと分かっている親にお願いなんてできませんし、親からそういった話題を持ち出されたことも一切ありません。自分でローンを組んだり、最悪スーツで参加することも考えましたが、"お金を持っていないから"という理由が強くて、惨めな気持ちになるので渋々我慢して、参加を諦めることにしました。

たかが成人式でという価値観の人もいるかもしれませんが、人生に一度きりの大きな節目。同級生で会いたい人はそんなにいませんが、親から成長を喜んでもらい、可愛がって大事にされている。そういう光景ばかりで本当に羨ましくて仕方ありませんでした。

私は当時フリーターだったため、成人の日も遅番のアルバイトに出勤をし、悲しい気持ちになりながらいつもと変わらない従業員の地味なエプロンを着て働いていました。

何が言いたいかというと、成人の日に街中やニュースで見かけるあの鮮やかな光景は決して当たり前じゃありません。

『成人式には参加できなくてもいい』このようにタイトルをつけた理由は、現在、アラサーの私が成人式に参加できなかったことについて全く後悔をしていないからです。

成人式に参加したかったのにできなかった新成人の人がもしいれば、今は悲しい気持ちでいっぱいかもしれないけど、大丈夫だよと伝えたい。徐々にそういう気持ちは少なくなってくるし、それだけが幸せという形ではないって理解できるときがきっと来るはず…。

ただ少し余計なアドバイスをするとしたら、どこかのタイミングで自分の着たいものを着て、写真は撮っておくといいと思っています。20歳が難しかったら25歳でもいい。振袖でも着物でもドレスでも正直何でもいい。若いときの容姿はもちろん、考え方もその時だけのもの。お祝いしてくれる人がいなくても、自身でその気持ちは大切にして欲しいと思っています。もちろん男性もです。

成人の日に疎外感をもってしまう人は少なからずいると思います。今回は私の実体験。「参加したくてもできなかった」にフォーカスを当てていますが、友人に学生時代に良い思い出が全くなく、自ら参加しなかった人も数人知っています。大丈夫。私たちは成人式に参加できなかったことに対して一切後悔はしていません。そういうメッセージを伝えたかったです。

以上となります!改めて本当におめでとうございます。新成人の人たちがこれから素敵な日々を過ごせるよう、どこかで願っています。

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