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もうちょっとだけすれ違ったいくおさんとの1on1の思い出
これはいくおのAdvent Calendar 2024 11日目の記事です。
https://adventar.org/calendars/10727
10日目はGのヤナギさんのいくおでした!
11日目のいくおを担当させていただきます、 @t_shinden です。
「すれ違いのいくお」というタイトルで記事を書いていたら、前日の記事をみたら同じタイトルだったのでびっくりしました!タイトルをちょっとだけ変えましたw
僕の中での思い出のいくおさんは前職のカケハシ社のすれ違いです。
いくおさんが入社したのが2023年10月で、私が退職したのが2023年12月なので、およそ2ヶ月の間のすれ違いでした。また、隣のチームだったので直接的なやり取りは多くありませんでしたが、いくおさんが入社してすぐに精力的に動いている様子を感じていました。
そんな様子を横で感じながら、この記事では自分の感じていた3つの接点に触れたいと思います。
思い出の最初の1on1
失敗しながらやっている
技術広報のバトン
思い出の最初の1on1
いくおさんの見ていたチームはつよつよメンバーが揃っていました。
そんな隣のチームのいくおさんに声をかけてもらって、いくおさんとの初めての1on1をしました。
いくおさんは1on1をしながらメモを書いているのですが、1on1あとにすぐに内容が公開され、2つの意味でびっくりしました!
1つめはそのスピードです。かなりカジュアルに話していたのですが、かなり要点がまとまっているように感じました。書きすぎず、ちょうどいい感じ。
2つめは公開されたことです。自分の中で1on1はクローズドな空間のイメージだったのでビックリしたのですが、自分が何を思っているか、ありのままを伝えてもいいよねという話とちょっと周りに文字で伝えるとニュアンスが危ういよねって言う話は書いていない。この微妙なバランス感は凄いと感じました。
上の記事の中でもチームメンバーの1on1が公開されたエピソードが語られていますが、この記事をあとから読んで、自分もなるほどーと思ったりしていました。
メンバーとの1on1で話したことも全て記録して、チームに公開しています。もちろん「ここだけの話」もありますが、基本的にはメンバーに公開して、情報の対称性を保つことを心がけています。
「相手の状況や文脈を配慮」を感じる記事
こういう小さな行動に見えることの積み重ね、スタンス、見える姿勢がほんとうの意味での信頼や心理的安全性を作るのだなーと感じました。
いいチームを作ることが信頼から始まっているマインド面の高さと、どんなことを書くべきかの思考とスピードなどのスキル面での強さ、わずか1回の1on1ですが、両面での強さをヒシヒシと感じました。
失敗しながらやっている
次は、常に新しいことに挑戦しているからこそ、良い結果に繋がり、成果を公開できるのだなーと感じたエピソードです。
いくおさんは入社したてだったので、自分の活動をオープンにする意識があったと思うのですが、日報を書いていました。
その中で、コーネルメソッドを実験していました。色々ハマらないところも感じて、どんどんカスタマイズしたり、他の方法を試している様子でした。
自分はコーネルメソッドについて知らなかったので面白そうだなーと見ながら、日報に世の中の知見を参考にフォーマットを適応して書こうと、そもそも思ってなかったなーと気づきをもらいました。
・コーネルメソッドの手法という知識を知ったこと
・日常行動すら世の中の知見があるのではないかという観点を知ったこと
ただ知識の気付きとは違った印象を持った理由ではないかと感じました。
そして、いくおさんは色々と試した結果、最後にはコーネルメソッドでの日報は辞めていました。
いくおさんは普段から発信が多く、大きな成果につながった事柄に関係する学びの失敗はブログで発信、イベントで登壇など、非常に多くの発信をしていると感じます。
このコーネルメソッドの話もどこかで言及していないかな?と今回、検索してみたのですが、ブログにもどこにも言及されていなかったです。
こんな風に発信するまでもない毎日の新しい取り組みがあり、発表されている数倍の失敗の取り組みがあるからこそ、大きな成果に繋がることが起きるんだろうなと改めて感じました。
技術広報のバトンを渡す
私が入社したときに、すでにカケハシはスタートアップでは知られていました。ビジネスや採用の人に聞くと大抵の人には知っていますと答えが返ってきていました。
しかし、エンジニアに聞いてみるとなかなか知っている人はおらず、文脈としてスタートアップを詳しくチェックしている人か、知り合いがいる人の場合がほとんどでした。
新しい事業を推進するにあたり、エンジニアが多く必要になっていましたし、カケハシという面白い会社をエンジニアにも知ってもらいたいと考えていました。エンジニアにカケハシを知ってもらう技術広報の活動を立ち上げました。
カケハシでのアドベントカレンダーを始め、技術イベントのスポンサードへの参加のための計画や予算取り、様々な施策やツールの作成など、立ち上げタイミングでは社内で前例がないため予算を取るのも説明が十分に必要ですし、ツールも何も無いため全てのことを準備する必要があります。
立ち上げタイミングでは予算とその効果が注視されますし、目標なしに行動したときに散漫な活動になることを防ぐため、広報は計測が難しいと言われますが計測することを意識していました。
この活動もいくつかのイベントのスポンサードの参加をし、型もいくつかでき、予算も定期的に確保できるようなり、より本質的な技術広報活動の質を高めていくフェーズに入っていきました。
この技術広報の効果があったのかなかったのか、この時期に入っていただいたメンバーは非常に優秀な方々が多く入っていただいたと感じています。そのうちの1人がいくおさんでもありました。
いくおさんとの最後の1on1で、ここまでの過去の自分がカケハシで行った技術広報の思いと過去を共有し、カケハシという面白い会社をエンジニアに知ってもらうという自分の想いのバトンを渡せたと思っています。
そして自分以上にカケハシを多くのエンジニアの人に広めてくれて、流石だなーと今は会社の外から見ています。私は今でもカケハシを応援する気持ちがあり、いくおさんも僭越ながら応援しながら、自分は今の会社を沢山のエンジニアにまた知ってもらいたいと思いながら活動をしています!
イマジナリーいくおさん
会社での接点は短い時間でしたが、その出会いをきっかけに僕の中でいくおさんの存在はとても近いものになり、僕の中にもイマジナリーいくおさんがポジティブで真摯に向き合う姿勢でいる力を与えてくれている気がします。
なんだか、いくおさんファンの記事まとめみたいになってしまいましたが、短い間でしたが近くで働けて良かったなと思っています。(本当はもっと一緒に働いてみたかったです)
自分の中のいくおさんに沢山の声を掛けてもらえるように、これからもいくおさんの考えに触れていきたいです。
明日のいくおは papipupepujii (sekineko) さんです。