S.I

あらゆる生物の満面の笑みを愛しています。

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マガジン

  • 目眩く自由と共に。巡りゆく思考をここに。語り継ぐ時をあなたに

    僕の脳内です。 自分のために、今の自分の考えを書き留めた記事の集まりとなっています。 読者を想定していない書き物なので、有料としています。 決してこれで儲けようなどとは考えていません。

  • ただ単に短短と、ショートショートを。

    抱腹絶倒、大爆笑不可避、ガーッハッハッハッハな笑いをお求めの方は、M-1を見ましょう。それがいいです、間違いないです。 ここでは、クスッ、フッ、時々オッ、な笑いを提供しております。 あなた様の美しい日常に、もう一筆の彩りを加えられるような短編であることを祈っております。

  • 駄作の短編を、ダサくも断片的に。

    ほほう。ここに辿り着いたと言うことはあなた、相当暇ですね。 きっと長い旅路の途中、インスタで同じストーリーを5回ほど見て、もうスマホで見れるものは見尽くして、どうしようか迷っているところでしょう。 大丈夫です。この世の中、広告を見ると漫画を無料で読むことができるそうです。 まずは、漫画を読めるアプリをダウンロードしまくって全ての漫画を見てから、まだ時間に余裕がありそうなら戻ってきてください。 戻ってきましたか?では、次に無料で引けるガチャがないか見に行きましょう。 もしくは新しいゲームをダウンロードしましょう。 あれ、また戻ってきたんですか? んー、では、あまりお勧めしませんがここにある駄作でも読みましょう。 ここは、ダサい駄作の短編集です。 掘り出し物を探すような感覚で、作品を読み漁ってみてください。 もしかしたら、あなただけの作品に出会えるかもしれません。 願わくば、あ

最近の記事

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自己紹介

初めまして 五百住真大と申します。 僭越ながら、自己紹介をさせて頂きます。 最後まで読んでいただけると、嬉しく思います。 非常に身の程知らずで恐縮なのですが、noteで小説を書かせていただいています。 自他共に認める面白い作家となるべく、日々邁進しております。 何を書いているか 主にショートショートを書いています。 短編小説も書いています。 私の書くショートショートと短編小説の違いは下記です。 ・ショートショート  オチを決めて、ストーリーを予め決めて書きます

    • 水蒸気が溢れ出ている。 気がつけば、鉄瓶の蓋がカタカタと鳴り響いている。 今日も1日が終わった。 言葉にできない虚しさは湯気のようには消えてくれない。 こんな時、なんとなく手に取れる本があったらいいのにと思った。 だから、僕はもう一度、キーボードと向かい合った。

      • シェルター

         「あぁ、死にたくない、死にたくない」  恰幅の良い男が、揺籠の様な椅子に座り温室の天窓を見上げて呟いた。  「戦争が始まれば、きっとここも核によって一瞬で滅ぼされてしまうだろう…。そうなる前にどうにかせねば…」  口に咥えていた葉巻を灰皿に押し付けながら男は椅子から立ち上がり、行く宛も無くフラフラと歩き出した。  「旦那様、何処へ行かれるのですか?」  「ちょっとな…」  「護衛をお付け…」  「いらん。一人にさせてくれ。ちょっとでてくるぞ」  男は豪邸に住

        • 君は本当に吉祥寺だったのか?

          「誰やねん!短冊にエクゾディアなりたいって書いたん!」 ってヤンキー達がイオンで叫んでました。 僕です。 エクゾディアなったら、きっとあなた方の様なヤンキーを恐れることも無くなるのではないかと考え、藁にも(笹にも?)すがる思いで書きました。 神様にお願いしても、仏様に伝えても、流れ星に三回祈ってもエクゾディアになれなかったんで、とうとう織姫と彦星に頼んじゃいました。 その頃、天空世界では…。 「織姫…❤︎」 「彦星…❤︎」 「おりひ…、え、ちょ、まっ、えっ、なに?え?

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        • 目眩く自由と共に。巡りゆく思考をここに。語り継ぐ時をあなたに
          6本
        • ただ単に短短と、ショートショートを。
          10本
        • 駄作の短編を、ダサくも断片的に。
          4本

        記事

          たまに発症する、片付け始めたら止まらない症候群で、たまたま見つけたちょっと前の記事

           黄昏時と冬の朝七時に東から登る太陽の日差しを浴びた東京が、逢魔時だと思う。

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          嘘ゲージ

           嘘ゲージ。  それは人が生まれて死ぬまでにつける嘘の回数をゲージにして現したもの。この星に生まれた人間は皆例外なく、この嘘ゲージを右腕に宿している。  嘘ゲージが減ることは、人類最大の恐怖となっていた。  人は人との接触を恐れていた。過度な接触はできるだけ避ける生き方が身に染み付いてた。  しかし、人が生きていくには、お金が必要だった。お金を稼ぐために、人は働かねばならなかった。  そんな世界では、土日が終わるととてつもない憂鬱が人々を襲い、それが原因で命を絶つ者も現

          嘘ゲージ

          暗黙の不可侵条約

          のはずですやん。そうでしょう? 我々はその了解の中で今まで生きてきたはずですやん。 やのに、なんでですのん。 なんでそうなりますのん。 話が違いますやん。 このままやったらもう何も信じれなくなりますやん。 条約は締結し続けてると信じてますねん。 一度破り出したら、それはもう争いの始まりですやん。 僕たちは平和を愛する民族のはずですやん。

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          桜は綺麗に咲いてる期間よりも、汚く地面に這いつくばってる期間の方が長い

          はー、ほんま四月無くならへんかなぁ。 大体ね、四月やからって色めきだち過ぎなんですよ。 貯めに貯めた一年間の色めきを全てここに立たせてくるでしょ? それやったら一年中それなりに色めき立ってくれた方がまだいいですよね。 目の前を色めきが立ち往生しすぎてて、過呼吸なりそうなんですよ、こっちは。 もーお金あげるんで、僕の座ってる席の前で色めきたむろしないでください、お願いします。 あと、僕の目の前でへそ出さないでください。まじで目のやり場なくなるんで。いや、ほんまに。

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          夜の帳(乙女はダイヤモンドなヴァージン編)

           今が戻れない過去になる。  車内のシーズヒーターが僕を現実と空想の境目へと誘う途中、ふとそんなことを考える。発車待ちで開きっぱなしの扉から吹き込んでくる寒風が、何とか僕を現実へと引き止める。耳元から郷愁を誘うあの頃の曲がランダムで流れ込んでくる。  「ドアが閉まります。ドア付近のお客様はご注意ください」  デジタルなベルの音が車内に響き渡る。どうやら今日という一日が始まってしまったようだ。  朝の通勤時は音楽を聴かない。そもそも芸術に触れない。それがモットーのはずの

          夜の帳(乙女はダイヤモンドなヴァージン編)

          チェーンメール

           「朝から精が出るな」  挽いた豆の香りが部屋中の空気に浸透していく。窓の外では、木に囲まれたグラウンドでサークル活動に励む若者がいた。  挽き終えた粉に熱湯を注ぐ。粉は質量を変えたかのようにモコモコと立ち上がり、室内に広がる香りはピークに達した。部屋の中は、無秩序に散らばる書物の匂いとコーヒーの香りが混ざり合い、飾り気のない部屋を不思議な空間へと仕上げた。  朝のコーヒーの香りは、自分が現実にいることを実感させてくれる。これ無しに一日は始まらない。  コーヒーの入っ

          チェーンメール

          鳩が影分身して二羽になったけど、平和は二倍にならない

          もしかしたら見間違いかもしれない。影分身ではなく、自らのクローンを作り出した可能性がある。影ではなく、実体を。 いつからか、そんな光景を見ても 「そんなことない」 と、自分に言い聞かせるようになってしまった。 きっと、東京で関西電気保安協会のCMが流れていても、同じセリフを言うだろう。 「そんなことない」と。

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          人類繁栄史

           はるか昔、人類が大陸の各地に分布するよりも、もっと前のお話。人類がまだ狩猟を行い、野生の一部として常に命をかけて毎日を送っていた頃。  彼ら人類は、他の動物よりも幾分か脳が大きく、コミュニケーションを交わすための言葉と、未来を見据えた行動をすることができた。  だが、人類は依然として繁栄しなかった。他の生き物の方がはるかに生存率が高く、人類は常に存続の危機に侵され続けていたのだった。  そんな危機に立たされる原因の一つに同種族間の争いがあった。彼らは日々、同じ人間同士

          人類繁栄史

          エレベータ

           「おいおい、大遅刻だよ。昨日暴飲暴食しすぎたか」  一人の男が額に大量の汗を迸らせながら走っていた。時計の針は無常にも始業時間を通り過ぎていた。  「はぁ、やっとついた」  息を大きく切らせながらエントランスへと駆け込んだ。あとは、エレベータを呼んで、目的の階まで運んでもらうだけだ。言い訳はそこで考えよう。男はそう考えながらエレベータの前で立ち止まった。エレベータは既にエントランスにあり、扉を開いていた。だが、その前でエレベータは男に向かってこう言った。  「ただい

          エレベータ

          僕ならこう書くけどなpart1

          ハイサイ!ニーハオ!カムサハムニダ!コニチハ! どーも。四カ国語話せます。クァドリンガルです。 女性が男性に求める能力第一位(いおずみ調べ)のクァドリンガルです。 …いや、言いにくすぎでしょ急に。 バイリンガルとマルチリンガルからのクァドリンガルは試練すぎません。 四カ国語話せるねんからこれくらい言えなあかんやろ感満載ですよね。 特に最初のクァって難しすぎません? クァって言う時ちょっと顔が前にでちゃうの僕だけですか? ちなみに一個怪しかった挨拶ありますけど、母国語です

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          救世主

           「おいおい、ここはどこだい…。俺はさっきまでミッションをこなしていたはずなんだがな。」  黒いハットに、黒いネクタイ。黒いスーツに、黒い革靴を履いたスタイルの良い黒尽くめの男が、目にかけていた黒いサングラスを上げながら言った。  星の数ほどの提灯が連なる、狭い迷路のような路地が密集した繁華街のビルの屋上の一角に男はいた。そしていつも通り、標的の頭に寸分の狂いなく狙いを定めていたのだった。男はいつも通り、スナイパーのレンズ越しに標的を見つめていた。あとはいつも通りに冷酷に

          救世主

          黒、そこに蠢く

           「何でまだおるん?」  台所の光を付けると、奴はまだそこにいた。  おかしい。  季節はすでにその存在を許さない時を迎えていた。  木枯らしで発生したつむじ風は枯れ葉に夢を見させるように木の葉を舞い上がらせて、晩秋の空気に、誰もがふと感情的になる。  洗濯物がしっかり乾いているのか判別がつきにくくなるし、昼と朝の気温差が約十度あって、服装に困る季節だけれど、僕はこの季節が大好きだ。もちろん、その理由の中の一つに君が姿を現わさないこともある。  しかし、君は僕の目の前に

          黒、そこに蠢く