『ミトンとふびん』と香りと。
今日は、本を読んで、体の芯からじんわり温かくなったお話です。
いつもの方もお久しぶりの方も初めまして方も少しのお時間、お付き合い頂けたら幸いです。
読書は、心を豊にする作業です。
表現すること、感受性を高めること、自分の表現の引き出しを増やすことができるのが読書です。そして、それはセンスとなりアウトプットされます。
『ミトンとふびん』を読んで、点と線がつながる日がいつ訪れるのか愉しみです。
内容は世界各地で起こる何ということもない話、決して大したことは起こらない。なぜならば、死から始まり、日常へ。誰もが体験するかもしれない出来事だからです。
あとがきに「いつかどこかで誰かの心を癒す。しかし読んだ人は癒されたことさえあまり気づかない。あれ?読んだら少しだけ心が静かになった。生きやすくなった。息がしやすい。あの小説のせいかな?まさかね。そんな感じがいい。」と書いてあるコメントに、心を重ね合わせました。押し付けがましくなくて丁度良いからです。SHINCOQの香りもそんな感じがいいなと、本を読みながら思いを巡らしました。
ここにもセンスを感じます。
さらに、文章だけでなく、ブックデザインも上質な紙の質感も形も色のバランスもそしてフォントにもシンパシーを感じます。静かにそっと寄り添ってくれるような文章とデザインの一体感に、言いようのない心地よさを感じました。
ちゃんと愛があるからやさしいし、その気持ちが伝わります。癒されたことさえあまり気づかない香りを作ってみたくなりました。物語に沿って感情もゆっくり動いていくから、体の芯からじんわり温かくなる感覚です。
香りをつくるときも深呼吸して、丁寧に愛を注いでいけたらと。そして、本と一緒に香りの記憶を思い出してもらえたら嬉しいです。
読書のお供に香りを。
たとえば、練り香水。中でも一番優しい香りの『Ki nokari』は、清々しくリラックスしたいときに寄り添ってくれます。本の世界へ。イメージは、ヨーロッパで森林浴をしながら読書を愉しむ。自分が愉しむ、自分のための練り香水は、必要な人にしっかり届く香り。
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