トレーナーのための学び方:成功する勉強法ガイド(解剖学)
はじめに
みなさん、こんにちは!
パーソナルトレーナー育成者のしんちゃんです。
今回は『パーソナルトレーナーを目指す方々が押さえておきたい勉強方法』を紹介します。
パーソナルトレーナーとして成功するためには、知識と技術の両方が欠かせません。しかし、どのようにしてその知識を効率的に身につけ、必要なスキルを磨くべきかわかりますか?
勉強しなければいけないことが多すぎて何から始めれば。。。
そんな悩みを持つトレーナーさんが非常に多くいらっしゃいます。
この記事では、私がこれまで多くの80名以上のトレーナーさんを育成してきた経験から、どの順番で勉強をすればいいかお伝え致します。
一緒に勉強を楽しんでいきましょう!
おすすめの勉強方法(解剖学)
序盤
序盤のフェーズでは、主に3つのことを覚えていきます。
1、『起始停止』という言葉の意味を理解する
私たちパーソナルトレーナーとして、お客様に最適なトレーニングプランを提供するためには、筋肉の起始(起点)と停止(終点)を理解することが不可欠です。筋肉の起始停止を理解することで、今後覚える骨とのつながりの中で筋肉の動きを知ることができます。
トレーニングの効果を最大化し、ケガの予防に繋げるためには、特定の筋群がどのような動作で効果を発揮するのかを明確に知る必要があります。その下準備として、まずは言葉そのものの意味を覚えていくことがいいでしょう。
2、Joint By Joint Theoryを理解する
Joint By Joint Theory(以下『JBJ理論』と省略)とは、「各関節には主要な役割がある」という人体における大切な理論を指します。この理論を知ることで、以前お伝えした『評価』において必要最低限のベースを気付き上げることができます。
ここですべてを覚えるのではなく「この関節はこんな役割あるんだー!」くらいの感覚で覚えていけば問題ないです。
3、主要な関節を理解する
上記のJBJ理論に関わる関節を理解することで、必要最低限のベースを作り上げることができます。いきなり関節の種類すべて覚えることは非常に難易度高く感じますが、『主要な関節のみ』と考えるとハードルがグッと下がります。大方理解できたタイミングで、骨や筋肉の名前を少しずつ覚えていくといいでしょう。
中盤
1、骨の名前を覚える
序盤フェーズの勉強が終わったら、ここから骨の名前を覚えていきます。しかもすべて覚えるわけではなく、JBJ理論に基づき必要な情報のみを勉強していきます。
例えば、膝の動きに関わる骨って何があるか、股関節にはどんな骨がついているか、肩を動かすときはどんな骨があるのか、このようにJBJ理論に関わってくる骨をまずは覚えていくことでパンクすることなく勉強が捗ります。
2、筋肉の名前を覚える
骨の名前を覚えたら、上記の例え話にある「膝の動きに関わる筋肉」「肩を動かすときに関わる筋肉」といった流れで勉強していくと、さらに理解度が深まっていきます。
また別の方法としては、自分の好きな種目はどんな筋肉が関わっているんだろうと考えて勉強することもおすすめします!
まずはみなさんが好きな筋肉から覚える、これが大切ですね。
終盤
1、関節可動域を覚える
ある程度の筋肉を覚えてきたら、ここから関節の可動域を覚えていきます。関節可動域(ROM)を覚えることで、お客様の評価を行う時の指標につながってきます。関節可動域がわからなければ、適正の範囲内なのか外なのかを判断することができず、最悪の場合怪我をさせてしまう可能性があります。自分で身体を動かしながら勉強していくことが一番の近道となります。
2、筋肉の作用を覚える
関節可動域に平行して、筋肉の作用を覚えていくことも重要です。筋肉の作用とは、例えば、肩の三角筋は腕を上げる動きに作用してきます。この動きを専門的には『肩関節の屈曲』『外転』と言ったりします。
動きに応じて特有の専門用がついていると覚えておくといいでしょう。
この専門的用語を用いることがフィットネス界では多くなるため、今後の学びを深めていくためにも筋肉の作用を覚えていきましょう。
おわりに
今回の記事では、トレーナーを目指すにあたって重要な勉強方法をお伝えしてきました。
実際に私はこの方法で勉強しましたし、教え子にもこの勉強方法を伝えています。あくまで1つの道なので、他のパーソナルトレーナーさんが言う勉強方法も決して間違いはありません。
自分にあった勉強方法が一番ですので、ぜひ参考にしていただけると幸いです。質問や相談があれば気軽にご連絡ください。