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パーソナルトレーナーに必要な素養とは


はじめに

みなさん、こんにちは!
パーソナルトレーナーのしんちゃんです。

今回は『パーソナルトレーナーに必要な素養とは』というテーマで情報発信していきます!

パーソナルトレーナーになるためには『知識が大切!!』と考えることが普通ですが、それ以前に、もっと大切な部分というのが存在します。

忘れてはいけないのは、私たちパーソナルトレーナーという職業は、『接客業』ということです。

今回の記事は少しお硬い話になるかもしれませんが、お時間あるときにご覧ください。


①パーソナルトレーナーとはどんな人なのか?

パーソナルトレーナーの定義

今日『私はパーソナルトレーナーです!』と自分を呼んでいる方が多くいらっしゃると思いますが、そもそもパーソナルトレーナーとはどんな人材であるのでしょうか。

パーソナルトレーニング業界の中でも、とても権威のある団体である『NSCA』『NESTA』さんの教科書から、一部抜粋して、パーソナルトレーナーとはどんな存在なのかをご紹介します。

NSCA(全米ストレングス・コンディショニング協会)では、次のように定義しています。

健康と体力のニーズに対応するため、評価・動機づけ・教育・トレーニングやコンディショニング全般の指導を行う専門家の能力を持つ人材年齢・性別・経験を問わず幅広い層に対してトレーニング指導を行うために、トレーニングの知識に加え、医学的、運動生理学的な専門知識とトレーニングの指導技術が必要とされている。

NSCA教本より抜粋

また、NESTA(全米エクササイズ・スポーツトレーナー協会)では、次のように定義しています。

トレーナーが持つべきスキルを「人の体に関する幅広い知識」「トレーニング全般に関する偏りのない知識」「様々なクライアントとのコミュニケーション対応力」「自分を売り込み顧客を得るためのビジネススキル」の4つの要素に分類して示してる。これらのスキルが統合されて、プロフェッショナルなトレーナーが形成されると強調している。

NESTA教本より抜粋

2つの団体から言えることとは

先ほど紹介した2つの団体というのは、パーソナルトレーナーを目指すにあたり権威ある有名な団体です。

NSCAやNESTA、2つの定義をまとめると以下のようになります。

健康と体力のニーズに対応するため、トレーニング指導者は幅広い層に対して効果的な評価・動機づけ・教育・トレーニング・コンディショニングの指導を行う必要があります。そのためには、トレーニングの知識に加え、医学的・運動生理学的な専門知識と指導技術が必要です。また、トレーナーには「人の体に関する幅広い知識」「偏りのないトレーニング知識」「クライアントとのコミュニケーション対応力」「ビジネススキル」の4つのスキルが求められます。これらのスキルが統合されることで、プロフェッショナルなトレーナーが形成されます。

これらの要素をすべて満たすことで、はじめて私たちは自分自身をパーソナルトレーナーと呼ぶことができるのです。


②パーソナルトレーナーが目指す先とは

NSCAを紐解いていく

私が持っていた資格でもあるNSCAを中心に、パーソナルトレーナーが目指すべき方向性についてお話していきます。

NSCAとは『National Strength Conditioning Association』それぞれの頭文字をとったものを指します。中でも私がすごく貴重としているのが、StrengthとConditioningです。

ストレングス( Strength)とは
↪︎筋力やパワー、筋持久力のみならずスピード、バランス、コーディネーション等など、筋機能が関わるすべての体力要素に不可欠な能力です。単に力発揮や大きさを表すだけでなく、状況に応じて適切に筋活動をコントロールするための「神経-筋系全体的の能力」と定義されます。

コンディショニング( Conditioning)
↪︎スポーツパフォーマンスを最大限に高めるためには、 筋力やパワー を向上させつつ、 柔軟性、全身 持久 力など競技パフォーマンスに関連するすべての要素をトレーニングし、 身体的な準備を整えることです。また、一般の人々にとって、快適な日常生活を送るためには、筋力や柔軟性、全身持久力をはじめとする種々な体力要素を総合的に調整することです。

つまりストレングスだけでなく、コンディショニングも一緒に高めていくことが重要となっています。


健康を与えられる存在に

今日、SNSではボディメイクに特化したさまざまな情報が交錯しています。トレーニングをして綺麗な身体を目指しましょうと謳うアカウントが多くなってしまっているのも、いち事実としてあります。

しかし先ほどNSCAの紹介でもあった通り、ストレングスだけでなく、『コンディショニング』も高めていく必要があります。

筋力向上や筋持久力向上、姿勢改善のためのトレーニングなどを行う理由の根底は、すべて『健康』を手に入れるために行います。

私たちパーソナルトレーナーとは、お客様のボディメイクだけでなく、心と身体の健康を与えられる存在になる必要があります。

偏ったダイエット知識のみでお客様の身体を変えようなんてことはあってはならないことであり、そこには専門的、なおかつ科学的な知識があってこそと私は考えています。


おわりに

改めて、私たちパーソナルトレーナーとは、ボディメイクだけでなく、心や身体の健康を提供する存在です。

お客様が求めているものに対して価値を提供することは当たり前であり、お客様が求めている以上の価値を提供していくことが必要になります。

・大会を目指している人を支えたい
・姿勢改善している人のセッションを見たい
・高齢者の方の機能を改善できるセッションを提供したい

色々な想いがあるからこそ、大前提パーソナルトレーナーとはどんな存在なのかを忘れてはいけません。

質問や相談があればお気軽にご連絡ください!
今回もご覧いただきありがとうございました。

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