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父親3人で七輪を囲む。

「では9時に集合しましょう!」
そう決めて、ちょっと早めに着くつもりだった。

ところがどっこい、最後に着いたのは私。
めじろさんが6時半、ハシモトさんだって8時前には着いていた様子。。。

お二人とも大人だ。
安全運転を心掛けながら、たまに車を止めて写真を撮った。


会場は道の駅的な場所に併設されているBBQ場。
費用がとても良心的、シーズンオフという事もあってほぼ貸し切りだった。

受付までは少し時間があったので楽しくおしゃべり、佃煮屋さんのお母さんには色々と試食をさせていただいた。

わかめの佃煮にべた惚れした僕ら3人。
それぞれお願いしたんだけど、前日にたくさん売れてそこまで量はないらしい。
そこでお母さんチョイスのスペシャルセットにしていただいた。

とてもパワフルで、もう少し話していたら「今夜、泊まりにおいで!」って言ってくれそうな優しさを感じる。

もし子供がいたら、ちょうど僕らくらいだと言うお母さん。
佃煮を詰めている姿が「息子たちにお弁当を詰めているみたいですね」と話すと嬉しそうだった。

まるで鍋のお出汁に見えるこちら。
実はウーロン茶を鍋で温めたんだな。
これが大正解。食事のお供として冷える体を温めてくれた。

そして今回メインの1つ。七輪で何か美味しいものを焼いて食べよう。
七輪は基本的にノーメンテ。炭も少量で済むし、火起こしだって100均の固形燃料で超らくちん。

肉は何を焼いても5割増しで旨い。
お肉の後はあんこをたっぷっりのせて食べる餅。
これが飛ぶほど旨い。七輪はいいぞ。

そしてこの炭火焼き以外にも、めじろさんがスキレットを持参しアヒージョとステーキを作ってくれた。
実はアヒージョというものをあまり通らずにこの歳まで来たんだけど、これがまた最高に美味しかった。
バッケトを炭で少しトーストし、オイルを染み込ませる。
ステーキも素敵な焼き加減でなかなかの手練れだった。めじろさんグッジョブです。
次回もお願いします。

最後の〆は喫茶ハシモトによるコーヒータイムだ。

豆を挽き、タイマーをセットし丁寧に淹れてくれた。
この瞬間から香りが違う。
それぞれのカップにサーブしじっくり味わう。
最高だ。その一言に尽きるだろう。

それぞれ3人が得意なことを担当し、ゆっくりした時間を楽しむ。
普段は子育てと仕事に追われ、なかなかこんな時間は過ごせない。

これが何よりもの贅沢だったろう。

スーパーの駐車場でお別れ。
名残惜しい。なかなか出発する事が出来なかったが、次回は桜の咲くころだろうか。
そんなふわっとした約束をして、父親の顔に戻っていった。


実はこの会場は偶然にも弟の家の近く。
半年ほど前に第二子が産まれたにもかかわらず、まだ顔を見に行けていなかった。
スーパーでご祝儀袋を買い、サプライズでドアのインターホンを押した。

開いた口が塞がらないというのは、あの表情を言うのだろう。
「いきなりは駄目だよ~」なんて言いながら弟の嬉しそうな顔を見れた。
長男君は恥ずかしがってしばらくこっちを見てくれなかったけど、最高にかわいい。

弟の家を後にし妻を迎えに行った。
なんとなく夕飯を食べそびれていたので、街中華で五目そばを食す。唐揚げやタコが入っていてなかなかのボリュームです。

僕が好きなことをしている時、妻はだいたい実家に遊びに行っている。
どう考えても遠回りになるんだけど、こればっかは仕方ない。

家庭円満には何かと気遣いも必要なんだよね。

また書きます。

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