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没にした話をピックアップする

こんにちは。主体性のないふるよし詩夏です。私は何かとこれを書こう、とテーマだけは決まるのですが、いざ書き始めると遅筆になり、放置したあげく何を書きたいのか忘れてしまうため、そのままになってしまいます。今回はそういった没ネタを適当に書いていけたらな、と思います。豪華3本建です。

1.レジの店員さんの雑談

 最近、空いている店のレジなどに行くとレジの店員さんが雑談していることが多い。別にそれがどうということではないのだが、ここ数年で急に増えた気がするのだ。
 コンビニなどに行くと、レジの店員さんが雑談していた。私が店に入っても雑談を続けていた。そして私の会計が終わると、まだ店を出てないのにまた雑談を始めた。
 雑談をすることは別段おかしなことではない。暇を持て余していれば誰だって雑談をする。そこに客がいたとしても、業務に支障をきたすようでなければ何の問題もない。大体、コンビニの店員さんが雑談することが店にとってマイナスになることはない。仮に高級店であれば店の雰囲気に店員の雑談は不似合いかもしれないが、コンビニにはそんなことはないはずだ。
 むしろ疑問なのは今まで雑談がなかったことである。なぜコンビニの店員さんは雑談をしなかったのか。これは、雑談をしないように注意されていたからに違いない。おそらく注意していたのは店長かバイトリーダーか口うるさい客に違いない。
 これは、昨今では雑談をする店員を注意する人がいなくなったことを意味する。これはなぜか。
 私は大分前に、日本とフランスのレジの店員さんについての文章を読んだ。この文章自体もおそらく1980年代の文章ではないかと思われる。これによると、日本のレジ店員も、フランスのレジ店員も笑顔で応対する。しかし、日本のレジ店員はサービススマイルなのに対し、フランスのレジ店員は客と雑談をし、本当に楽しそうにしている。時には雑談をしすぎて行列を作ってしまっている。しかし、待つ人もイライラせずに、楽しそうに話を聞いている。日本はサービスとして完成されているが、その業務に追われている。一方のフランスは心に余裕がある。大体、こんなところではなかろうか。
 この文章のフランスについての真偽はともかく、ひと昔前までは日本のレジは機械のようにテキパキと業務をこなし、貼り付けたようなサービススマイルをしていたように思う。それは不気味なほどに。
 それでは昨今の日本が、この著者のフランスの例のように、心にゆとりをもてるようになっから、レジ店員さんは雑談を客の前で始めたのか。そんなことはない。レジ待ちの間にイライラする人は現在も当然いるし、今の日本人の多くに

 これを没にした理由は実際にはそんなにコンビニで雑談しているのを目撃していないからである。私は一つの出来事をもってこの文章を書き始めたが、実際はそんなことはなかった。それに日本でも貼り付けたような営業スマイルをしている場所は存外に限られている。接客業であまりにも不機嫌そうであることは少ないが、常に貼り付けたような笑顔が溢れているわけでもない。表現が極端すぎる。

 私はこれを今の日本は寛容になったのではなく、むしろ余裕がなくなっているのだ、とか言って説教くさくまとめようとしたが、皆さんは私が普段何をしているかご存知だろうか。こんな何処の馬の骨か分からん奴に今の日本を語られたくはないだろう。少なくとも私は語られたくない。

 以上より、「レジの店員さんの雑談」の没理由は、事実をかなり誇張していたこと、内容があまりにも胡散臭くなりすぎたこと、になる。 

2. R1の決勝から自分の笑いのツボを考える

 ここでいうR1はR1グランプリというピン芸No.1を決めるお笑いコンテスト及び番組のこと。2021年はゆりやんレトリィバァさんが優勝した。この番組を見てTwitterの反応と私の反応がやや違ったのでまとめようと思ったけどやめた。理由はなんかお笑いを素人が講評して仮にでめ皆んなが見る場所に公開するのはダサいのではないか、という葛藤の末、講評を出すタイミングを逃したから。

個人的には英断だったと思う。

3. YouTubeの「○○から来ました」コメントの成否〜呪術廻戦のテーマソングコメント欄から〜

 Youtubeのコメント欄で「〇〇から来ました!」とか「〇〇から来た人いる?」みたいなことを書く人がいる。大抵は気にならないのだがこのようなコメントが賛否を巻き起こす種類の動画がある。それが音楽だ。代表的なのが「TikTokから来ました」みたいなコメント。これは一時期は構文化していた。何はともあれこのようなコメントをすると純粋に音楽を聴きたい人を邪魔してしまうことがある。 
 ここ最近で代表的なのが呪術廻戦のテーマソング問題だろう。これは少年ジャンプで連載されている呪術廻戦という漫画の作者が単行本で呪術廻戦のキャラクターのイメージソングをオマケとして書いたことによる。しかし、これは作者がキャラクターに対して既存の曲からピッタリそうなものを選んだわけでるからいわゆる公式のテーマソングではない。
 さて、ここで問題となるのは呪術廻戦が人気漫画であったことによる悲劇だ。呪術のファンの一部が、そのイメージソングにされた曲に「呪術から来ました」と書き込みまくったのだ。中にはキャラクターに当てはめて考察やポエムを書く者までも現れた。
 これに不快感を表したのはイメージソングになってしまったバンドのファンの一部である。彼らにしていれば昔から好きな曲がよくわからない漫画のキャラクターのイメージソングにされ、音楽そっちのけでそのキャラクターの話をされるわけだから不快感を示すものも当然いる。
 しかし、ここで興味深いのは呪術ファンに対して好意的な反応をする既存の楽曲のファンもいたことだ。
 そもそも呪術の作者は7人のキャラクターに2曲くらいずつのイメージソングをつけていた。そしてその選曲もマイナーな曲からメジャーな曲まで幅広かった。だから、「自分の好きな曲がよくわからない漫画に汚された」と感じる人がいるかと思えば「これを機に呪術ファンを沼に引きずり込んでやる」と意気込む人もいた。
 このことからそれぞれの反応からどのような人がファン層なのかを具体的に検討したい。

 これは自信作だったのだが、一時期は絶えず呪術関連コメが増えていたし、最近は元のコメント欄の民度に戻ったため今となっては集計が面倒なことが没になった理由である。あと物の見方が捻くれすぎかな、とも思ったのと、色々な敵を作りそうに思ったのも理由である。

おわりに

いかがだろうか。他にも没ネタはあるのでまた披露したい。

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