お正月くるくる・一年を歌った唄
お正月くるくる
:: 群馬のわらべうた
:: 羽根つきの唄・手まり唄 (ゴムまりのまりつき)
お正月のイメージの強い唄ですが、一年を正月〜十二月まで歌っているものなので、一年中、季節をとわず歌えます。
↓こちらから再生 歌ったのでよかったら聴いて覚えてください。通勤などのお暇つぶしに……!
◼︎各月の意味・言葉の説明
・これは大人のための説明です、子どもと遊ぶときにわざわざ教えないように。
・でも、もしも子どもから質問されることがあったら、教えても構わないでしょう。
子どもに〝教える〟必要はありません
言葉の意味や何かを教えようとすると、とたんにそれが教育的指導になり、わらべうた遊びの楽しみが失われてしまうことがあります。
最初は理屈なしに、遊んで歌ってみてください。
文化的なことは特に教えたくなりますが、焦らず待つ待つ……。子どもが自分で〝気づく〟瞬間を待つ、気づきの嬉しさを本人のために取っておくような気持ちで、ただただ遊びましょう。
子ども時代にたくさん歌ったうたは、大人になっても忘れないので大丈夫です。
(私自身、昔はなんにも考えずに歌って遊んでいて、大人になってから「アッ!」とアハ体験したことが何度もあります。あれって嬉しいんだよなぁ〜。)
(子どもが子どもに教えるのはまた例外です。
子どもが子どもに教えるのと、大人が子どもに教えるのとは、子どもの心理的に生じるものがまったく違いますよね?)
うたが遊びの上達に役立つ
うたの調子につられて体が動くので、ちゃんと声を出して歌ったほうが上手になるんですよ。
多人数で動きを合わせたい時にも、うたが役立ちます。大きい子どもだけでなく、大人も、だんだんと長いうたを必要とするのはそのためです。
(逆にいうと乳幼児期は、短い節回しのうたを、くりかえしくりかえし、歌って聴いて、体にしみこませる時期です。)
また、歌の長さが達成感になって、技を磨くモチベーションにもなります。
参考資料
今回、私の歌ったうたの資料
(畑玲子・知念直美・大倉三代子『幼稚園・保育園のわらべうたあそび 秋・冬』明治図書)
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