【歌・音源付】石川・いちまいまいどり|京都・ひとつひよこが _ 手合わせ遊びの唄【わらべうた】
「おちゃらかホイ」などでお馴染みの手合わせ遊び! 石川県のうた、京都のうた、歌いました。
先日、NHKラジオ『伊集院光の百年ラヂオ』
で紹介されていた福岡の唄で……
「タイノコタイノコ♬」と歌われていたもの、
あれとほぼ同じうたを、京都の唄に発見しましたが?
「タイラクナイナイ♬」と歌われていました!
こうした細部に地域色がでるのが、面白いですね✨
(👆[cc]ボタンを押して、字幕ありでご視聴ください。)
(ポッドキャストとしてもお聴きいただけます!)
いちまいまいどり
これは石川県の、手合わせ遊びの唄です
年貢の取り立てに対する〝恨み〟を歌にしたもので、
「いっさいまで」
というのは、田んぼ一枚なら一枚分、一石なら一石分
作ったら作ったぶん、
全て年貢として持っていかれてしまう
「おけやいやぁ」そんなのやめてくれ、と歌っています
「おっこらしょで納まった」これは加賀藩の〝お蔵〟に収まったという意味だそうです
こういう、表ではっきり言えないことを、わらべ唄の中に隠してこっそり伝える……みたいなことは、石川県だけではなく、例えば遠野でも
『からすぁあっぱ』という子守唄の中に「鎌倉のねずみはあんまり悪いねずみで…」と、鎌倉武士に統治されてから暮らしがすごく悪くなった、ということを、隠して歌っていたりします
まぁ、誰がいつから、どの様に、そうやって伝えはじめたのかは分からないんですけれども、
各地にそうやって、言いにくいことを唄に隠そうといったような、わらべ唄があることは確かです
〝恨み〟を歌った唄とはいえ、すごく美しい歌ですよね
手合わせ遊びとは、どういう遊びかと言うと……
おそらく「おちゃらかホイ」が一番有名ですよね
「(歌)おちゃらかおちゃらか…」
振付どおりに手を合わせて遊ぶ
最後にじゃんけんがつくかどうかは、まぁそれぞれ(いろいろな遊び方があるもの)です
ではもう1つ手合わせ遊びの唄をうたってみます
京都の『一つひよこが』を歌います
ひとつひよこが
これが京都の『一つひよこが』です
先日、伊集院光さんの百年ラヂオでは、昭和37年の、NHKアーカイブに残っていた子どもたちの歌声を放送してくれたんですけど、
その中で、これにすごくよく似た唄、福岡のものを放送してましたね!
その福岡の手合わせ遊びの中では、
いま京都の唄で「タイラクナイナイ♬」と歌った部分が、
「たいのこたいのこ♬」と歌われていました
あと、あのよくある「せっせっせ~♪(レドレ)」が、
福岡では「せっせ~のせ!♪(ドレドレ)」だったりね!
イントネーションが違ったりしてすごく面白かったです(笑)
伊集院光さんが、すごく感動していて、その感動している姿にこちらも感動させられたのですが
「俺、この唄知らないはずなのに、涙が出てきたよ」
「なんか懐かしくて懐かしくて、涙が出てきちゃったよ」と仰っていて……
そう、あの、子ども同士が顔を見合わせてね、
歌っているうちに楽しくなってフフッて言っちゃったりとかしてね
で、最後にはもう笑い声であふれて、何言ってるか分からなくなっちゃったりもしてね……!
それを、「懐かしくて、嬉しくて、涙が出る」って言える伊集院光さんは、すごく素敵 な大人だなと思いました
『ひとつひよこが(陽旋法・陰旋法)』をそれぞれ歌う ・ 日本の音階について
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