「太陽を抱く月」

あなたの第一印象は優等生タイプで
話なんて合わないって思ってた
あの日 同じ本を二人が手に取って
一つの友情が生まれたよ

太陽と月のような背中合わせの二人
無いものを補って今を支え合ってる
出来ることならあなたを追いかけたい
二人の時間は永遠に続くと信じてた

想っても 想っても
あなたはきっと行ってしまう
刹那に想う これが幻であって欲しいと
悲しい「現実」と叶わない願いを握りしめて
夜空に輝く月へと投げた

「どうしてずっと側にいてくれたの?」
君は少し黙ってこう答えた
「素敵な人が泣いていたから」
ありがとうの代わりにあなたの手を握り締めた

あなたは凄く凄く優しい人
不思議とあなたには伝わるの
私の気持ちを声に出さなくても
どうしてそんなに優しいの?

行かないで 行かないで
声にならない声で叫ぶ
あなたを待ってる場所があるから
これも「運命」なら受け入れるよ
今日も月は静かに泣いている

あなたの心が陰り始めたら
いつでも駆けつけるわ
この別れは二人にとって大きな意味を持つの
いつでも同じ空の下にいるよ

想っても 想っても
あなたはきっと行ってしまう
もっと強くなるわ 自分の為あなたの為に
私は太陽を抱く月となって
あなたを守り照らし続けるから
そう輝く月の下 今決意した


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